我が家には
- 学習障害の長男
- 健常児の長女
- 自閉症スペクトラムの次男(せいくん)
の3人の子どもがいます。
この記事では、健常児の長女が小学3年生(8歳)だった頃と、重度知的障害自閉症の息子(現在8歳)の平日の日常生活の違いを紹介しています。
Contents
平日の過ごし方
健常児の長女は通常の小学校、知的障害のある自閉症の次男は特別支援学校に通っています。
そんな健常児と自閉症児の私生活は様々な違いがあります。
できる・できないを悲観的に見るのではなく、我が家のような健常児と障害児が共に暮らす家庭の子どもが、どのように生活しているのか、参考になれば幸いです。
朝の支度
健常の長女
前日にセットした目覚ましで、毎日同じ時間に目覚め、歯磨きや洗顔、着替えを済ませます。
食事は偏食や好き嫌いがないので、朝食は出されたものを食べ、食器の片付けを行います。
昨晩準備した時間割や持ち物のチェックをもう一度行い、登校班へ。
声掛け一つで朝の支度を一人で行うことができます。
自閉症せいくん
息子は一人で起きてくることを不安がるので、寝室まで迎えに行きます。
朝ご飯や着替えは、何度か促さないとのんびりしてしまうので、タイムタイマーを使いながら、学校までの時間をカウントダウンしています。
偏食が酷く朝は少食なので、パンかご飯を選んでもらい、その日の食べられるものを決めます。
少し目を離すと、時間のない朝でもいつの間にか遊んでしまうのが、自閉症息子の特徴です。
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学校
健常の長女
通常の学級で学びます。
休み時間は友だちと自由に過ごし、給食も自分で食べ、毎日掃除も行います。
係の仕事や委員活動があるのは、通常の学校だけなのではないでしょうか。
自閉症児せいくん
特別支援学校に通っているので、バスで学校へ向かいます。
時間割通りに授業が行われ、勉強は国語や算数といったものではなく、主に人とのコミュニケーションのスキルを上げたり、楽しんで学べる歌やダンスの授業も組まれています。
給食は偏食の子や、少食な子にも配慮があり、給食指導を行ってもらえます。
下校時間は通常の小学校とあまり変わりはありません。
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放課後
健常の長女
近所の友達と一緒に下校します。
家に帰ると宿題を終わらせ、友だちと遊びに行ったり、家で過ごしたりしています。
親に用事がある時は留守番をすることも。
自閉症せいくん
息子は下校後毎日、放課後等デイサービスを利用しています。
下校時間に合わせ、デイサービスのスタッフが車で学校まで迎えに行ってくれて、その後夕方までデイで過ごします。
デイでは様々なイベントを行ったり、療育やふれあい遊びをして、おやつも食べます。
帰りはデイから自宅まで車で送ってもらい、帰宅するのは18時頃。
夜
健常の長女
夕飯やお風呂も自立しているので、一人で入浴することもあります。
全て済ませると、テレビを観たりゲームをして、次の日の学校の支度を行います。
小学生になってから翌日の準備が自分で出来るようになったので、見守るだけにしています。
自閉症せいくん
食事や入浴は介助が必要です。
自分で食べることは出来ますが、スプーンやフォークが完璧に使えるわけではないので寄り添って手助けします。
お風呂も全身を綺麗に洗うことが難しいので、家族が付き添い介助します。
入浴後は、リビングでのんびり過ごします。
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睡眠
健常の長女
時々一緒に寝ることもありますが、基本的に子ども部屋で寝ます。
声をかければ、決まった時間に眠ることが出来ています。
自閉症せいくん
誰かの添い寝や寝かし付けが必要です。
一人で寝ることを怖がるので、親と同じ寝室で寝ています。
睡眠障害が酷くなった時もあるので、8歳になった今でも、薬の力を借りて入眠しています。
まとめ
健常児である娘は、身辺が自立しているので、身の回りのことは自分ですることができます。
ただ、時々声掛けをしたり、気にかけながら見守っています。
自閉症の息子は重度知的障害なので、出来ることが限られていることもあり、健常児との生活に大きな差があります。
ほとんど全ての行動にサポートが必要ですが、その中でも自分で出来ることを見つけて伸ばし、自立に向けてのトレーニングを行っています。
この先、健常児と同じことが出来るようになる訳ではありませんが、大人に向けて”生きやすい未来”を作るためにも、今の積み重ねが必要だと感じています。
今回は2人の生活の違いを、あえて紹介いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。