睡眠障害は健常児にも見られますが、自閉症スペクトラムの子どもには、おおよそ2人に1人抱える辛さだと言われています。
今回は3か月続いた息子の睡眠障害を、克服した話を紹介します。
Contents
睡眠障害が起きた頃
7歳10か月頃、引っ越しという環境の変化による影響で、睡眠障害を発症しました。
自閉スペクトラム症の子は、小さな変化や環境の変化に心が追い付かず、身体の負担となることがあります。
息子は引っ越しというイベントに適応できず
- なかなか眠れない
- 寝てもすぐに目が覚める
などの症状が出始めました。
経験した睡眠障害の種類
睡眠障害にも様々な症状がありますが、息子にあらわれた症状を紹介します。
寝付きが悪い
毎日21時に布団に入り部屋を暗くしていますが、非常に寝付きが悪く、翌朝4時まで眠れない日が毎日続きました。
夜間の覚醒
うまく22時に寝付けても、突然深夜1時頃に目が覚め、そこから学校に行く時間まで一睡もしない日がありました。
睡眠障害がもたらす影響
睡眠が上手く取れないと日中の生活に大きく影響がありました。
- イライラする事が多くなった
- 予定がスムーズに進まない
- 身体がだるくぼーっとする
- 癇癪が酷くなる
- 日中眠くなりリズムが崩れる
- 食欲に影響が出て食べムラがある
良くないことばかりでした。
薬物療法を開始
息子も親もつらい毎日が続き、3か月たった頃、ようやく病院へ相談に行きました。
毎日決まった時間に布団に入ることはそのまま続けながら、睡眠障害を改善する薬を飲むことにしました。
入眠導入剤
メラトベル
【寝つきをよくする薬】
中途覚醒に効果
ロゼレム
【夜間の覚醒をなくし朝まで眠れる薬】
を処方してもらいました。
薬は無味無臭で、どちらも非常に飲みやすい粉薬です。
飲み始めて1週間で寝付きがよくなり、1か月で中途覚醒(途中で目が覚める)がなくなりました。
服薬の効果
飲み始めてから3か月になりますが、ぴったり21時に就寝できています。
服薬による主な効果
- 21時就寝、翌朝7時までぐっすり
- 目覚めが最高
- 副作用はなかった
- 日中眠くならない
- 癇癪が減った
すっかり睡眠障害が改善されています。
特に気を付けていることは、服薬後は30分もしないうちに睡魔が襲うので、寝る直前に服薬することです。
また、寝つきが良くなるように、寝室の室温の管理も敏感におこなうようにしました。
まとめ
眠れない日が続くと、親も疲労が蓄積します。
毎日続くと辛くてたまりませんでした。
今思うことは、
- 3か月も耐える必要はなかったということ
- 日中の活動や夜間の成長ホルモン分泌の為に服薬は必要なこと
- 一緒に生活する家族の為にも早く受診し、睡眠の改善を行えばよかったということ
親も子も辛い睡眠障害。
薬で改善し、毎日の笑顔を取り戻せたことはとても良かったですし、薬に頼っていいんだと、親として勉強になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Twitterやってます!フォローお待ちしております。