【いつもひとりでいる子は可哀想?】友だちの輪に入れなかった長男

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学3年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。


いつもひとりでいた長男

現在中学二年生の長男(学習障害)は、小学校入学後、約2年間ひとりで過ごすことが多い子でした。


担任の先生に話を聞くと、学校での休み時間は折り紙を折ったり、自由帳に絵を描いているなど、ひとりでできることをして過ごしていたようです。


放課後は、帰宅しても友だちと遊びに行く様子もなく、私は友だちとの関係がとても心配に…。


「今日は学校で何したの?」

と聞いても

「折り紙!」

と返ってくるだけで、友だちの名前が会話に出てくることはありませんでした。



親の期待

小学校に入学したら友だち出来るかな…

みんなと仲良くして欲しい…


そんな期待を勝手に膨らませていた私。



小学校入学前、長男と同じ幼稚園だった子をもつ親が

「小学生になったら、放課後友だちと遊びに行ったりするから、その時の為のリュックを買いに行ったの」

と話していて、

「みんな放課後にも友だちと仲良く遊びに行くんだ!長男もそんな風になるのかな」

と様々な想像をしていました。



しかし、大人しい性格の長男は、学校から帰ってきても友だちと遊びにいく様子はなく、小学2年生が終わる頃まで、放課後はずっと家で過ごしていました。


また、学校で仲の良い友だちの名前が聞けることもありません。


そんな長男の様子をみて、私は親として勝手に落ち込んだり心配していました。

「たくさんの友だちと仲良くなって欲しい」ということを求めていたからです。


そして私は、長男がひとりでいることに、この子は「孤独な子・人と関われない子」なのかもしれないと思うようになったのです。



それって同調圧力かも

みんなと同じであることが良いことである、という同調圧力の環境で育つことの多い日本人にとって、「友だち100人できるかな」という歌があるほどに、友だちはたくさんいるほど良いと思っている人が多い傾向にあります。


そのため、親は子どもがひとりでいると不安になってしまうのです。



私もこの考え方を知らないうちに持っていたので、友だちとグループを作ったりすることのない長男に「多くの友だちと仲良くして欲しい」ということを勝手に押し付けていたようです。



昔は「クラスみんなと仲良くしよう!」と先生から教えられ、嫌いな人や苦手な人とも無理して過ごさなければいけない風潮がありましたが、今はひとりひとりが自由に生きられる社会に変わってきているのかもしれません。


ひとりでいる子は可哀想?

もともと長男のような慎重な子、内向的な子、大人しい子は、単純に人と話すのが得意ではないなど、人見知りの場合が良くあります。


そんな子を見て「あの子はいつもひとりでいるから可哀想」と言う大人がいますが、本当に可哀想なのでしょうか。


長男の様子を見てると、ひとりで折り紙を折っていても、絵を描いていてもとても楽しそうなのです。

友だちと遊ばないことに、ちっとも寂しそうではないのです。



ひとりでいる子の中には、人に気を遣ったり、愛想笑いをしたり、話しを合わせたりするくらいなら、自分のペースで過ごす方が、ずっと心地良いと感じる子もいるのだと思いました。


大人でもそういう人もいますし、私はそれで良いと思いました。


まわりを気にせずひとりで自分の好きなことができる、それはある意味成長とも考えられます。

家にひとりでいる子は同調圧力を感じず、自分だけの世界を楽しんでいる子といえるのではないかと。


大人もひとりで過ごす方が楽だと感じる方は多いですし、「ママ友たくさん作りましょう!」とか、職場で「全社員仲良くしていきましょう」と言われると気が重くなる方は多いかと思います。


子どもがそう同じように感じていても、普通のことだと感じました。



友だちがいることは安心?

友だちがたくさんいたら安心と思う親は多く、私もそのひとりでした。


ですが人は大人でもそうですが、グループからいじめが起きやすい傾向があると言われています。

ママ友や職場仲間などもそうですね。


よく言うことをきく子、気の利く子、自分の意見をうまく言えない子ほど相手を気遣うため、グループの強い者に支配されやすい傾向があります。


友だちがいることは楽しくて良いことかもしれませんが、多ければ絶対に良いというものではないのかもしれません。



まとめ

一人でいること=ダメなこと

これを大人が押し付けることの方が、良くないと私は思いました。



もし、

  • 本人が友だちの輪に入りたがっているのにどうしていいか分からない
  • 遊びや活動に入れてもらえない
  • 元気がなく、じっと友達の遊ぶ姿をながめている

という場合は心配する必要がありますが、そうでないのなら友だち関係の過度な心配や押しつけは良くないですね。



そんな長男でしたが、小学3年生の頃から放課後に友だちが誘いにきてくれるようになり、中学生になった今では5人ほど友だちの名前が会話に出てくるので、私の知らない間に、自分に気の合う友だちや関係を築けるようになったのだと感じました。



今でも長男は、積極的に自分から友だちに関わる性格ではありませんが、近づいてきてくれる一部の友だちと過ごしているようです。



親が子どもに「もっと友だちをたくさんつくりなさい!

と言ってできるものではないですし、それが子どもにとって苦痛になってはいけないと学びました。


「ひとりが心地よい」という環境を、自分で選択できる、そんな長男の考えや気持ちを尊重していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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