長くつらかった睡眠障害を克服し、その後感覚の過敏さが目立たなくなった話です。
眠れるって幸せ、過敏さが減るって素晴らしいです!
Contents
睡眠障害を克服した経緯と症状
自閉症や発達障害の子に見られる睡眠障害には、
- 寝つきが悪く夜遅くまで眠れない
- 夜中や早朝に目が覚める
- 睡眠時間が不規則
- 日中に眠くなる
などがあります。
これらの症状があれば、睡眠障害と診断されることが多いです。
原因
息子の睡眠障害は、引っ越しという環境の変化で起きました。
発達障害の子に起きる睡眠障害は、原因が複雑なことも多いです。
睡眠障害の子の割合
発達障害の子に睡眠障害が見られるのは5割以上、自閉症においては8割以上の子どもと、その家族が睡眠障害に悩まされていると言われてます。
症状
息子の睡眠障害は、夜中3時まで眠れなかったり、また21時に眠れても夜中2時頃に目が覚めてしまいそのまま朝を迎えるなど、入眠の問題と中途覚醒に困っていました。
そのことが原因で
- 日中の機嫌がずっと悪い
- 日中眠くなる
- 行動がスムーズにいかず一日の活動に影響する
- 食欲にムラがある
- 感覚過敏が酷くなる
などが起きました。
睡眠障害による身体的かつ精神的な影響は、とても大きいものでした。
睡眠障害に対する対応
夜眠れない日が2か月も続きました。
私自身も睡眠不足で体調が毎日悪く、正常な判断ができず気力も無く、病院に行くのが遅くなってしまいました。
受診をすると
- メラトベル 寝つきをよくする
- ロゼレム 中途覚醒に効果
を処方してもらい服薬を開始します。
家でおこなったこと
室温に気を遣う
夏だったので寝る20分前にエアコンで部屋と布団を冷やしておきます。
冬なら温かくするのが良いです。
心地よい温度にすることで、人は入眠がスムーズになる効果があるそうです。
ブルーライトを浴びさせない
睡眠の質が悪くなると言われるブルーライト。
寝室ではスマホの光を見ないようにしました。
入眠前の食事
寝る直前まで、食べたりしないようにしました。
就寝前の食事は、胃腸の活動が活発になり、眠りの妨げになるからです。
ちょっとしたことですが、少しでもスムーズに眠れるように様々なことを試しました。
上記3つが効果あったように感じます。
服薬の効果
服薬を始めてかから、1週間で入眠がスムーズになってきました。
途中で目が覚めることもなく、朝を迎えられたときはとても感動し、嬉しかったです。
現在、服薬から4か月経ちましたが、あれだけ眠れなかった息子が、今では布団が大好きになり、眠くなると親の手をひいて寝室へ行こうとします。
布団に入るととっても嬉しそうな声を出します。
まるで別人のように眠るのが大好きになりました。
感覚過敏改善
眠れるだけでなく得られたものが感覚の過敏さが減ったこと。
睡眠障害が起きてから、酷い感覚過敏にも悩まされていました。
眠れないことで神経が強い刺激を受けていたようです。
そのため、
- マスクがつけられるようになった
- 爪切りがまた出来るようになった
- 身体を触れるのが好きになった
とても良い効果です。
学校でも先生に協力してもらい、絵カードによるマスクの支援をしてもらいました。
その甲斐あって着けることが出来ています。
他に得られたこと
睡眠障害によって引き起こされた症状は全て改善され、
- 一日中機嫌が良い
- 食欲が戻ってきた
- 行動がスムーズ
- こだわりが強く出なくなった
- 笑顔が多くよく笑う
とっても落ち着いた穏やかな日常が戻ってきて、睡眠の大切さを知りました。
以前にも睡眠障害の克服を紹介しています。
服薬から2か月の様子
まとめ
眠れないのは子どもだけでなく、親もとても辛いものです。
仕事に支障が出たり、日中身体を動かすことがとても億劫になります。
眠れない日が無くなり、親も子も毎日調子が良くなりました。
とっても眠い日は、布団に入って1分で眠る日もあります。
薬の効果を実感しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。