本ページはプロモーションが含まれています。

【自閉症4歳の新版K式発達検査の結果公開!】中度の知的障害は4歳まで

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。




息子の発達検査内容検査の様子結果を公開します。

これから療育手帳や愛の手帳の取得を考えている方、発達検査の詳しい内容を知りたい方の参考になればと思います。

3歳の発達検査・手帳取得の様子はこちら



Contents

新版K式発達検査とは

発達の遅れや偏りを評価するものです。

検査の結果によっては、発達障害の診断や状態を把握することが可能と言われています。

検査の内容に対して、子どもがどのように反応し応答するかを観察し、通過基準を満たすかどうかで評価するようになっています。

また

  • 言語・社会
  • 認知・適応
  • 姿勢・運動


の3つから、発達指数と発達年齢を算出します。


発達検査の内容

一連の流れで紹介します。

内容は2,3歳の発達検査と同じ新版K式発達検査2001です。

4歳の発達検査は4歳7か月で受けました。


児童発達支援センターで検査

息子は、母親の私と検査員、園長の4人で個室に入ります。

そこで普段の様子などの聞き取りを行い、一緒に検査を行いました。



検査の内容

向かい合わせに座り、検査員の指示を聞きながら検査を進めます。

息子は何度も席を離れたり、私の膝に座ったりしていました。


検査の一部を紹介

息子が出来たものに◯、出来なかったものは✕で表示しています。

言語・社会

× 名前を呼んで返事ができるか

× 絵を見てワンワンどれ?などの指差しが出来るか

× 目はどこ?耳は?などの質問に答えられるか


認知・適応

〇 型はめのパズルができるか

〇 積み木を上に何個積み上げられるか

× 真似をして積み木で形を作れるか

× 鉛筆を使って、○や×を描けるか

× 折り紙を使って真似して折れるか


姿勢・運動

〇 両足でジャンプが出来るか

× 階段など2段の高さから飛び降りられるか

× 何も掴まらずに階段を登れるか


検査時間は乳幼児では10~15分

10歳以上の場合には1時間程度必要となります。


検査中の様子

慣れない雰囲気に対して、不安が強く出る自閉症の息子は、常時落ち着かずそわそわとしていました。

発語のない息子は、指示もあまり理解できないことが多かったため、指示通りにできたものが3歳の頃同様、非常に少なかったです。




木製で出来たパズルの型はめはとても上手に行っていましたが、

「ワンワンはどれ?」などの質問に、指を差して答えることはできませんでした。




模倣(真似をする)も苦手です。

バイバイをする、検査員と同じように折り紙を折る、検査員を真似て鉛筆で丸を書くなど、指示が理解できないのと同時に、興味が無さそうでした。

また飽きてくると、部屋から出ようとします。


検査結果

検査の結果は主治医に記録してもらうため、検査結果報告書をコピーしてもらい残しています。

新版K式発達検査の結果

発達指数 37

発達年齢 1歳9か月

発達指数(DQ)の基準が100なので、37という数字が発達年齢1歳9か月という結果を出しています。

息子はこの時、4歳7か月なので、2年10か月発達が遅れているという事です。


発達の推移


検査結果をグラフにしました。のちに重度判定になる、息子の発達年齢推移です。

検査年齢発達年齢
2歳10か月1歳3か月
3歳9か月1歳7か月
4歳7か月1歳9か月


その他の発達年齢

4歳7か月息子の発達年齢

言語・社会 0歳10か月

認知・適応 1歳11か月

姿勢・運動 2歳


3歳の頃の発達検査から1年経ちましたが、全体的に2か月程しか成長しておらず、実年齢に比べて発達の差がさらに広がってきました。

特に殆ど発語のない息子の言語発達は1歳に満たないので、発達年齢が非常に低かったです。




DQの基準値

最重度 (DQ)20以下
重度 (DQ)21~35
中度 (DQ)36~50
軽度 (DQ)51~70

基準値を見ると息子は37なので、4歳7か月の時点でギリギリ中度の発達障害。

次に発達検査を行えば重度になる可能性が十分にある数値です。



療育手帳

2歳に取得した手帳はB1です。

息子の住む地域は

A  重度

B1 中度

B2 軽度

と分類されます。

療育手帳の更新は、次回5歳頃です。


4歳の頃の様子はこちら


4歳の発達検査を受けたまとめ

3歳で受けた発達検査から1年経っていましたが、大きく成長したところはなく、同じような検査結果になりました。

年齢が上がるにつれ、実年齢の標準発達との差が大きくなっているのは明らかでした。


でもそれは、療育が上手くいっていないなどではなく、息子の発達スピードが非常にゆっくりだという事

このままのスピードで成長すれば、実年齢の差がさらに開き、知的障害の度合いが重度になります。

のちに重度の診断を受ける子は、初めから発達に大きな遅れが見られるわけではなく、また発達が途中で止まってしまうものでもなく、成長するにつれて、少しずつ実年齢の基準から差が開いていくものです。


息子は、1年経っても2~3か月程度の成長しか見られないので、その差はどんどん開いていきます。

次回の発達検査は5歳です。




息子は手先能力向上のため、家で積み木や療育グッズを活用しています。

積み木

積み木の大きさは検査用と同じくらいです。



バランスストーン

室内用飛び石です。体幹トレーニングとバランス力が鍛えられます。

普段から指先のトレーニングになればと思い始めました。




発達検査の内容を詳しく知りたい方のための本。

子どもの心理検査・知能検査

様々な検査についての詳細や幼児・小中学生の事例が掲載されています。



最後までお読みいただきありがとうございました。


スポンサーリンク

おすすめ便利グッズを紹介しています

ランキング参加中

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ

-発達検査
-,