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【自閉症診断のセルフチェックができる書籍を紹介】自閉症特性の程度も診断

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。





障害の検査や診断をまだ受けたくない、また、自閉症の診断を受けたけれど、軽度~重度どの程度なのか知りたい。

そんな方が自宅でセルフチェックできるシートが付いた書籍があります。

世界で開発されたCARS小児自閉症評定尺度 という本を紹介します。

知的障害を伴う自閉症スペクトラム と診断されている息子も行ってみたので結果を公開します。


Contents

CARSとは?

CARSとは(Childhood Autism Rating Scale)を略した 小児自閉症評定尺度 というものです。

このCARSという心理検査で自閉症かどうかという判断と、自閉症としての行動や適応の障害がどの程度重症なのかという評定ができるようになっています


息子は、新版K式発達検査2001 という検査で、2歳の時に検査員によって知的な遅れを検査してもらい、その後発達専門医によって、知的障害を伴う自閉症スペクトラムと診断されました。



注意しておきたいのが、このCARSという検査方法は、知能発達の程度(知的障害)を検査するものではないという点です。


検査を受けたり、病院に行くのにはまだ抵抗があるな・・

と感じている方や、どの程度の自閉症なのだろうと気になる方は、この書籍にチェックシートがついているので、自宅でセルフチェック行う事が出来ます。


ただ、対象の子どもを客観的に見る事ができなければならないので、医療機関で受ける検査結果の判定とずれが生じることはもちろんあります。


あくまでも自己診断用なので、パートナーやその子と関わる方と一緒に行ってみてはいかがでしょうか。


点数の付け方は本の中に分かりやすく記載されています。それに沿って点数をつけていきます。






CARSの点数の付け方

CARSは15項目に点数をつけていきます。

配点は1点から4点まで、0.5点刻みで、異常が軽ければ1点 重ければ4点という具合に   

1点 1.5点 2点2.5点 3点3.5点 4点と7段階になっています。


そして15項目の合計点数によって

  • 自閉症ではない
  • 軽中度自閉
  • 重度自閉症


の3タイプに評定されます。



検査15項目の内容

  •  人との関係
  •  模倣
  •  情緒反応
  •  からだの使い方
  •  物の扱い方
  •  変化への適応
  •  視覚による反応
  •  聴覚による反応
  •  味覚 嗅覚 触覚反応とその使い方
  •  恐れや不安
  •  言語性のコミュニケーション
  •  非言語性のコミュニケーション
  •  活動水準
  •  知的機能の水準とバランス
  •  全体的な印象




息子の自閉症診断の結果と点数

CARSの検査の結果 合計点数が43.5点という結果でした。


合計点数で

15~29.5点  自閉症ではない

30~36.5点  軽中度自閉症

37~60点    重度自閉症

となります。


43.5点だった息子は重度自閉症ということになります。


実際にCARSを使ってみて、息子の自閉症の特徴が新たに分かった項目もありました。

また、本格的な評定内容となっているので、診断前の参考にすることができるのが良いなと感じます。



だからといって、これをすべての材料にせず、本当の診断を必要とする方は専門の医療機関などで検査を行い、あくまでこのセルフチェックは参考材料としてお使いください。

この本には自己評価シートがついておりますので気になる方は是非お試しください。

CARS小児自閉症評定尺度

最後までお読みいただきありがとうございました。

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