【発達検査を受ける度に数値が下がるのはなぜ?】成長してもDQが下がる本当の理由

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学3年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。

今回は息子が2歳の頃から受けている新版K式発達検査についての話です。

  • 田中ビネー知能検査
  • WISC-Ⅳ

などのIQDIQを出す検査方法とは異なります。


発達検査の結果が毎年下がる理由

発達検査を受ける度に「前回よりも発達指数DQが下がった・・」と数値に落胆する方が多いと聞きます。



  • 「以前よりできることが増えているのに、どうして下がったんだろう・・」
  • 「少しずつでも成長しているんだから数値は上がるんじゃないの?」

と考える方もいます。



もちろん、成長が著しく発達指数が上がる子どもも中にはいますが、どうして発達指数は下がることがあるのでしょうか。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが

それは

実年齢の発達基準との差が開いているからです。



家庭内で成長がいくつもみられるのに、どうして数値が下がっているのだろうと感じる方が多いのですが、これは子どもの発達が後退したり、止まっているわけではありません。



時が経つにつれ、子どもの実際の年齢は必然と上がります。

そこに発達の基準とされる発達曲線(黄色線)と比較すると、スピードが緩やかな子どもの検査結果(青線)が、歳を重ねるにつれ次第に実年齢との差が開くことで、検査結果の発達指数が下がるのです。



息子のような知的障害のある子の場合

発達ゆっくりな子も、マイペースながら成長しています。

でもそのスピードが緩やかな為に、次第に差が開き検査結果が悪くなったと感じてしまうのです。

実際息子も 2歳のDQは43→9歳のDQは25です。


数値が下がる=以前より知能が下がった

ということでは必ずしもありません。


知的な遅れのある子は、子どもの成長に伴って数値が下がるのは当然だと考える方もいます。


ちなみにこの曲線の差が狭いほど、発達の遅れに気付きにくかったり、発覚が遅れることがあります。




DQとIQの違い

息子が2歳から受けている、この新版K式発達検査で使われる尺度はDQ(発達指数)です。


発達指数とは、日常生活や対人関係などの様子から発達の規準を数値として表したものであり

DQ(Developmental Quotient)とも言います。


ではよく聞くIQとDQの違いはなんでしょうか。


DQ(発達指数)は、生活する上で身につけている能力がどの程度あるのかをはかるものです。知的面だけでなく認知面や社会性、運動面など様々な観点から子どもの発達の度合いを調べることができます。


IQ(知能指数)は、問題解決力、計画立案力、推理力、言語力、学習機能などを全て含めた「知能」の発達具合を数値化して表したものです。また知的障害を判断するために使われます。



厳密にIQ=DQではありませんが、近い認識があるので、療育手帳などの知的障害の指標にどちらも使われることがあります。




DQを分かりやすく解説

DQ(発達指数)を簡単に説明すると、子どもの実際の年齢に対して何%程度成長しているかということを表しています。


例えば

10歳の子どものDQが90だとすると

10歳の90%の成長(発達年齢9歳)となります。


息子の場合

9歳でDQが25なので

9歳の25%の成長(発達年齢2歳3カ月)だということがわかります。



発達年齢と実際の年齢が同じ場合、発達指数の値は100と計算できます。


発達検査を受ける意味

発達検査を受ける理由は人によって様々です。


検査のメリットとしてあげられるのは

  • 子どもの特性を知ることができる
  • 悩みの原因が分かる
  • 強みや弱みが分かり生活で活かせる
  • 子どもの先生に理解してもらう指標になる
  • 子どもと関わる人の支援の手掛かりになる
  • 発達障害を診断するための医師に提出する材料になる


※発達検査は、発達障害の確定診断を行うものではありません。



検査というのは限られた状況で行うもので、検査でその子の全てが分かる訳ではありません。

ですが、検査を受けることで、その子の発達の様子を数値化し、今まで気付かなかったことに気付ける機会にもなります。



私自身、検査結果を子育ての参考にしています。

発達検査から能力のバランスも分かるので、長男(中学生)の時に発達検査をした時は、耳で聞いた情報を記憶することが苦手だということが新たにわかり、子育てにおいてとても役にたちました。



まとめ

下がった数値ばかりに囚われて、何ができない、どこの数値が低いなどを気にしていても、息子の発達指数が上がる訳ではありません。


数値で分かったことを、子育てに活かすことはとても大切です。


「実際の年齢は9歳だけど、発達年齢は2歳くらいなんだ」

と分かれば、子どもとの接し方が変わる気がしませんか。


もちろん、決して赤ちゃん扱いするというわけではありません。


「◯歳なのにこんなこともできない…」などの子どもに対する期待値を上げ過ぎないで済んだり、今の子ども対して発達に合わせた適切な支援や教材・おもちゃ等を準備することができます。



私は、息子に関わる方に検査結果を上手く伝え、息子とのより良い橋をかけられるようになればと考えています。


発達検査の数値はあくまで数値として捉え一喜一憂するものではなく、こうして子育てにおいて活かすことが、今後の発達や成長に繋がると思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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