発達障害児に薬を使うことは珍しくありません。
我が子に日常的に薬を服用させることについて、7つ経験をお話しします。
Contents
自閉症児が薬を服用する理由
発達障害や自閉症スペクトラムの子どもに、薬を使うのは
- 癇癪
- パニック
- 攻撃性
- 自傷行為
- 睡眠障害
などの問題行動に対してが多い傾向にあります。
服薬することに躊躇する
子どもに薬をつかって気持ちを落ち着かせることに、躊躇する親が多いことは事実です。
実際私も、服薬について医師に相談することに、3か月もかかってしまいました。
きっかけ
きっかけは引っ越しで環境が変わり息子の身体に負担がかかったことです。
段々と眠れなくなり
- 夜中3時まで寝付けない
- 寝付けても夜中に目が覚めその後も眠れない
という睡眠障害が起きました。
その影響もあり日中の生活にも支障が出てきて
- パニック
- 癇癪
- 一日中泣き叫ぶ
という事が3か月続きました。
その間、感覚過敏も酷くなり息子も毎日辛そうでした。
私も抑うつ状態が続いたので、藁にも縋る思いで、発達専門のかかりつけの医師に相談をしました。
医師には
発達障害のある子にはよく聞く話だから、お薬を使って睡眠時間を確保して
成長ホルモンの分泌を促し、日中の心の安定につなげましょう!
と言われ服薬を決めました。
処方された薬
飲み始めた薬は3つ
- メラトベル 寝つきをよくする
- ロゼレム 中途覚醒に効果
- エビリファイ 気分を落ち着かせる
すべて粉薬で苦くありません。
薬の効果
この3つの薬を飲み始めてから睡眠障害は劇的に良くなりました。
布団に入れば5分で眠れるようになり、また途中で目覚めることなく、朝までぐっすり眠れるようになりました。
副作用
ただパニックや癇癪に効果のあるエビリファイに関しては、息子に合わなかったようで
- そわそわする
- 落ち着かない
などの副作用がみられ、一日じっとしていられなくなったのです。
酷いときはずっとうさぎ跳びをして身体を動かし続けました。
その後、リスペリドンというシロップの薬に変更すると、とても心が安定し、引っ越し前の落ち着いた息子に戻り始めました。
薬を服用してよかったこと
なんといっても、息子に笑顔が戻ってきたことです。
不安定だった3か月はほとんど笑顔がなく、辛そうな表情ばかりでした。
発達障害児にとって癇癪やパニック、自傷行為は自身の力で止めることができず、とても辛いものです。
お薬の力を少し借りることで、毎日がハッピーになり、家族の笑顔も戻ってきたことは、とても良かったと思います。
また、薬で精神の安定を図ることで、毎日の息子の行動パフォーマンスが劇的に上がり、療育の効果もグッと上がりました。
その子に合った薬が見つかれば、毎日が変わりますね。
服薬に悩む方の参考になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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