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特別支援学校にも教科書がある
特別支援学校では、学校がそれぞれ、子どもの発達にあった教科書を選んでいます。
支援学校側が、通常の小学校と同じ国語や算数の教科書も選ぶことはできますが、内容がとても難しい場合が多いので、国の検定を通過した絵本など数百冊の書籍の中から選んでいるそうです。
息子の学校では、学年ごとに選ばれた絵本を、一年間使用してから学年末に家に持ち帰ります。
一人に5~6冊ずつ配られていました。
教科書とされる絵本
息子が通う特別支援学校では、1年生も2年生の時も絵本が選ばれて配布されました。
学校の授業で、配布された全ての絵本を毎日使うわけでは無いようで、学年末に受け取った時はほとんどがとても綺麗な状態でした。
中でも驚いたのが、音が鳴る絵本や色を塗ったり、書き込める絵本があったことです。
楽しみながら感性を育てたり、生活習慣を学べる本もあるので、親としては嬉しいです。
他の特別支援学校では
知的障害のある子のための星本「☆本」というものが使われる学校もあります。
教科書の表紙に書かれた☆が多いほど内容の難易度が上がりますが、字が大きく書かれていたり、イラストがほとんどだったり、通常の教科書に比べ、とても見やすく分かりやすい内容になっています。
身辺自立に役立つ本
小学部2年生の、教科書の一冊として入っていたこちらの本。
内容が非常に分かりやすかったので紹介します。
みのまわりのきほん
はさみの使い方やのりの使い方
洗濯物の畳み方
お風呂での身体の洗い方
視覚優位な発達障害児のための生活サポートができる、分かりやすいイラスト付きの本で、子ども自身が自分で開いて見やすいものになっています。
私は使いたいイラストの部分だけコピーして、絵カードとして利用したりしています。
このほかにも
トイレの仕方や片付け、掃除の仕方など身に着けたい身近な動作や方法が、イラストと大きい文字で書かれているのでとってもおすすめです!
この本にはシリーズがあり
- しょくじのきほん
- おでかけのきほん
- おつきあいのきほん
など全4巻販売されています。
まとめ
息子は重度知的障害自閉症で8歳ですが、精神的な年齢は2歳です。
そのため、通常の小学校で使われている教科書では内容が難しすぎて、息子はおそらく興味も沸いてこないでしょう。
ですが、毎年特別支援学校で配布されている絵本だと、発達に合わせて先生や教育関係者が選んでくれているので、息子も読むことを楽しんでいます。
通常の小学校とは違う、特別支援学校の教材について紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。