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ゆっくり買い物ができない
子どもを連れて買い物に行くのはただでさえ大変なのに、障害がある子の場合は感覚過敏や多動があると、店内で大人しくついて歩くことは困難なので、さらに負担は大きくなります。
我が家もそうでした。
自閉症の息子を連れて買い物に行くと
- カートを押して暴走する
- 商品を触りまくる
- 突然走りだす
- 床に座る
- 従業員専用入り口に入ろうとする
- 商品のパッケージを開けようとする
- キャラクターカートやベビーカーには乗らない
- エスカレーターや自動ドアから離れない
これらの行動は、身体が大きくなるとさらに大変です。
息子の行動に落ち着きがなくとても大変だった時、商品を見ることなく、すぐに買い物を中断したことが何度もあります。
こんな時「せっかく買い物に来たのに買いたいものが買えない…」と、とても悲しく辛い気持ちになりますよね。
そんな経験をしてきて、私が大変だった時に考えたことや、対策を紹介します。
原因と対策と考え方
以前はもう少し落ち着きがあって、短時間なら買い物できたのに、どうしてこんなにも落ち着きがなくなったのだろう…。と真剣に考えてみました。
この時、自閉症研究をされている専門家に相談したこともあります。
原因
考えられる息子の行動の理由は
- 視覚から取り入れる情報量が多くなった
- まわりの刺激を過剰に感じ取っている
- 興味の幅が広がった
これらの理由が考えられました。
息子自身、突然脳に取り入れる情報が多くなり、周囲の刺激を敏感に感じ取るようになったので、落ち着きがなく店内を全力疾走してしまいました。
その時はすぐに退店しました。
対策
考えられる理由を元に、今できる対策を行うことにしました。
- お店でのルールを決める
- フードのある服を着て頭に被る(視野を狭め刺激を低減)
- 何を買うのか事前にカードで知らせる
- ルールを守れなかったらすぐに退店
- ネットスーパーや生協を利用する
- お客さんの少ない時間帯を選ぶ
- 商品をカゴに入れるなどの役割を決める
- ベビーカーや車椅子を利用する(レンタルできるスーパーあり)
せっかく買い物に来たのに、何も買わずに帰るのは、精神的にも本当に辛くなりますよね。
少し手間はかかりますが、お子さんにピッタリの方法が見つかると、買い物の負担は軽減されると思います。
考え方
子どもに落ち着きがない時は
「買い物に来たのだから、絶対に買い物を終えなければ・・」と思うとすごく疲れてしまいます。
どうしても必要な食品や日用品は、宅配やネットを利用して届けてもらい、その間にお子さんと少しづつ買い物の練習を重ねられると、親子で気持ちが楽になります。
お子さんとお買い物の練習をする時は、
- 何か一つだけ買う物を決めてから出かける
- 混雑する時間帯は避ける
などして、慣れていくことをおすすめします。
近所のスーパーの方が当然価格が安い食品が多いですが、私は「練習してまた一緒に買い物できたらいいな」という気持ちで、自分が精神的に負担にならないよう、宅配サービスをフル活用しました。
まとめ
ゆっくり買い物できない時期というのは、一時的なことがよくあります。
我が家もそうでした。
息子とゆっくり買い物できなくなったときは正直辛く、そのために息子との買い物を1か月間やめたこともあります。
買い物に連れていくのが負担に感じてから3か月ほどで、息子はとても落ち着いて買い物ができるまでになりました。
今では、息子とゆっくり買い物が楽しめています。
重いものも、留守でもOK!便利な宅配サービス
私の住む近畿地方は、配送料がとっても良心的なので、息子が生まれてからずっと宅配サービスを利用しています。
- 妊娠中~1歳未満の赤ちゃんがいる家庭は配送料無料
- 4歳未満の子どもや、障害者手帳を持つ家族がいる場合は配送料102円
- スマホアプリで簡単に注文可能
留守の間でも、子どもと公園で遊んでいる間に届けてくれたり、暑い日や寒い日にとても助かります。
息子を連れて、買い物をするのが大変だった時はフル活用し、今でも続けています。
食品から日用品、洋服まで買えるところもありますよ!
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