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【手を繋げるようになるためにおこなった4つの支援と効果】自閉症息子の危険認知

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。

手を繋ぐことを嫌がる息子に試した、4つの支援方法とその後の結果を紹介します。

自閉症息子が大人と手を繋げるようになるまでの話です。

Contents

手を繋がない息子

息子は8歳を過ぎてから、一歩外へ出るとものすごいスピードで走りだすようになりました。

以前は不安そうに親の足にくっついたり、身体を密着させて歩いていたのに、まるでその不安が解けたように走ります。

以前、一緒に手を繋いで歩けなくなったことを、下記の記事で紹介しました。

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危険認知が全くできない息子は、危険な駐車場や道路、人混みであろうと突然手を振り払います

しっかり握っていようとも、小学生になったその力はとても強く、不意に振り払われると止めることが出来ません。


出かけ先で突然走りだす息子の行動に、頭を悩ませていました。

車が走る道路の真ん中に立ちたいと癇癪を起された時は、私も混乱状態で、

「車が来て危ないから歩道を歩こうね!」なんて言葉、息子の耳は全く届いていませんでした。

そんな息子の命を守るために行ってきた支援と、その後の息子に合っていた方法を紹介します。


手を繋ぐことを拒否する子の多くには

  • 感覚過敏
  • 行動が制限されることが嫌

という理由があります。



手を繋げるために試したこと

身の安全を守るために、何とかしたいと思い、手を繋げるような様々な工夫を行ってきました。

息子に試したものを紹介します。


迷子紐(ハーネス)

手首に付けるタイプの物を購入しました。

実際つけてみたところ、手首周りのクッションはふかふかで、着け心地がとても良かったです。

鍵も簡単で使いやすく、ロープ部分も太めで切れる心配はありません。

ですが、息子は自由が利かないことに激怒

結果、息子には向いていなかったようです。

使えたらとても便利だったのにな・・とショックでした。





紐を持たせる

手を繋ぐこと、手のひらの感触が嫌なのならばと、紐を持たせることにしました。

これなら、1分程度持ってくれます。

少し進歩ではありますが、安全面と持っていられる時間を考えると、物足りなさがありました。

紐が長いので、息子が急に離したときに車道に飛び出せてしまうからです。




ラクラク持手

電車のつり革のような商品で、電車好きの子ならヒットすると言われている持手です。

大人の腰ベルトに着けたり、カバンやベビーカーに付けることもできるので、とても便利です。

持ち手部分は、柔らかいグリップになっており、子どもの手でも握りやすくなっています。

息子にも購入してみましたが、興味をもってもらえませんでした・・。


安価で車の乗り降りにも便利なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。



交通ルールを教える

視覚優位な息子に交通ルールを教える方法です。

この方法だと時間はかかってしまいますが、将来を見据えた長期的な支援にはなります。

  • 車にぶつかると痛い
  • 手を繋いで歩く
  • 白線の内側や歩道を歩く


これらを出かける前に息子と確認してから外出しました。



支援の効果

息子は、行動が制限されたり、強い力で手を握られることがとても不快だったようです。

何がどう嫌なのか辛いのかを、上手く大人に伝えることが出来ないので、探り探り良い方法をみつけていきました。


その中で息子には、

  • 交通ルールをきちんと教える
  • 手を握る時は大人が優しくそっと握る

ということが一番効果がありました。



とても小さなことですが、自閉症の息子の子育てでは、こんなことで出来るようになるの?と思うことが良くあります。

できるか分からなくても、いろいろな方法を試すことで、何か良い方法が見つかる時がきます。

できるようになったときは、親も助かりますし、子どもも落ち着いて過ごせます。

今では、身の危険を感じない程に手を繋いでくれたり、腕を掴んでくれるようになりました。


手を繋げるようになるための工夫でいわれているのが

  • 手以外の場所を掴ませる
  • 手を繋ぐ時間や距離を決める
  • ハーネスを利用する
  • 手を繋ぐことを徹底的に教える

などの方法がよく言われますが、どの方法が合うのかは、もちろんその子によって異なります。


息子にも様々な方法を試して、ようやく理解し納得できるものが見つかった気がします。

今ある困りごとを解決することももちろん大切ですが、大人になった未来を見据えてトレーニングしていくことも、大切なことなのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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