【子どもの障害を祖父母にいつどう伝えるか】伝えるまでに4年かかった理由

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学3年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。

子どもの障害を祖父母に伝えること

私は、重度知的障害自閉症の息子の障害を、両親と義両親に伝えるまでに4年間かかりました



それは私自身に、障害に偏見があるからや、子どもの障害を隠したかったのでは?と思われるかもしれませんが、本当の理由は、どちらの両親にも

障害者に対する偏見が強くあったからです。



そのため私自身が傷つきたくない気持ちと、息子への対応が変わってしまうのではないという強い不安がずっと心にありました。


本来は、ごまかしたり先延ばしにしたりせず、そのままはっきりと伝えることが良かったのかもしれません。


私が両親に障害を打ち明けたタイミングと、打ち明ける際の気持ちやその後をお話します。



障害を打ち明けるのが辛い理由

過去の私と同じように、ご両親に子どもの障害を打ち明けることをためらっている方が多いと聞きます。

障害を打ち明けるのがなぜ辛いのか。そう思う原因を考えてみました。



原因

  • 両親は孫の成長を楽しみにしているので、裏切ってしまうことが辛い
  • 悲しむ顔を見ると、自分もまた傷ついてしまいそうで怖い
  • 障害児を産んだことを責められたり、我が子を否定されるのではないという不安


これらの心配を抱えている方がたくさんいますが、私はそれに加えて両親の障害に対する間違った考えや思い込みにとても嫌悪感を抱いていました。

また偏見も強く、障害者に対する言葉がとても酷かったのです。




偏見

  • 両親の障害者に対する偏見が強くある
  • 見た目に分からない障害は、本人の努力不足だと思っている
  • 罵声や体罰で躾れば子どもは言うことを聞くと思っている
  • 両親は障害のある人のことを可哀想だとずっと言い続けていた

これらの理由から、障害を打ち明けることをずっと先延ばしにしていました。


息子には知的障害もあるので、両親も薄々と孫の発達の遅れが大きいことに気づいていたとは思います。



障害を打ち明けた時期

息子の発達障害を打ち明けたのは、小学校入学前でした。

他の兄弟たちはランドセルを祖父母にプレゼントしてもらっていたので、特別支援学校に通う予定の息子はリュックでの通学になるので、言わざるを得ない状況でした。


そのため、特別支援学校に入学が決まった秋ごろに

「通常の学校で過ごすことは息子にとってしんどくなることが多いから、特別支援学校に通うことになったよ」

と入学決定の事後報告をしました。


そのとき両親や義理両親は「そうなんだね」と多くは語らず聞いてくれました。


両親が孫の障害をどう捉えるか

孫に障害があると言われたら、両親はそれをどう捉えるでしょうか?

 親が我が子の障害が発覚した時の気持ちと同じように、悲しみを感じるかもしれません。

また孫が障害を負ってしまった原因を考えるかもしれません。



 もしかしたら

  • 「妊娠中の〇〇がいけなかったんじゃない?」
  • 「遺伝が原因なの?」
  • 「ただの躾の問題で気にしすぎなんじゃない?」

と辛くなるような言葉をかけてくることもあるかもしれません。


私も両親に悪気なく傷つくようなことを言われてきました。


はじめは辛く落ち込むこともありましたが、でもそれは両親に障害の知識が全くないことが原因だから、聞かれたら教えれば良いのだと、考えを変えたのです。


私は両親に障害受容を強く求めたり、全てを分かってもらいたいと思うことはやめ、

障害があることを知っておいてもらえればそれで良いと思うようになりました。


親だけでなく、障害者に偏見を持つ人の多くは、障害に対する知識がほとんどないことが原因だと私は思っています。



 

障害を伝えた後

障害を伝えたからといって、誰もが全てを理解できるわけではありません。


そのため、息子の特別支援学校の参観日に同席してもらったり、運動会を見に来てもらうなど、少しずつ障害のある子の環境を知ってもらうようにしました。


言葉でずらずらと発達障害について説明しても、分かりにくいかと思ったからです。


その中でも、

困った行動を叱ってやめるなら障害ではないということを伝えておくことも大切だと感じました。


両親との関係に問題がある場合

両親との関係に問題があり、否定され続ける・ひどい言葉をかけ続けられるような場合は、思い切って距離を取ったほうが精神的にも良いかもしれません。


私の母は発語のない息子がいる私に向かって「一生話せない人は不幸だよね」と言ったり、

駅で大きな声を出し跳びはねる自閉症の方を見ると「怖いから逃げよう」と言ったりすることもあります。


 一緒にいて辛いと思う人からは離れ、いま目の前にいる息子と落ち着いて向き合うことの方が、よっぽど有益だと考えるようにしました。


両親と一緒にいることが辛く感じてしまうときには、自分を責めたりせず、理由をつけてしばらく会わないようにしたり距離を取るようすることで、とても落ち着いて息子と関わることができています。


受け入れ方は両親次第

障害を伝えたあと、どう受け入れていくかは両親の問題です。


孫に対する期待が強いほどショックも大きく、受け入れにも時間はかかるかもしれません。

でもそれも、両親がそれぞれ自分自身で解決して受け入れていくしかないのです。



孫の障害を受容して欲しい

我が子を受け入れてもらいたい親が、そう思うことは自然なことです。


しかし過度に「どうして分かってもらえないの?自分の孫なんだから受け入れて当然なのでは!」と期待し思うことは、自分自身も追い詰めてしまうことになると思います。


自分にも考えがあるように、両親にも考え方があるのだと、受容に時間をかけていくことが大切なのではないかと思います。




まとめ

息子の障害を伝えてから、両親の息子に対する対応や、愛情が変わることはありませんでした。

それはとてもホッとしたのを覚えています。


しかし、昔から長年あった障害者に対する偏見は無くなっていません。

そのため、両親の言葉に辛くなる時は、両親と距離を取ったり、自分の気持ちを落ち着かせる時間を作るようにしています


 両親に子どもの障害を告げることはとても辛いことですが、いつかはやってくることです。

もし打ち明けるタイミングを考えていらっしゃるのなら、 打ち明けられたご両親が

  • 受け入れることに時間を有するかもしれないこと
  • 全てを理解をすることは誰でも難しいこと
  • ご両親と一緒に乗り越えていく

そんなお気持ちで話してみてはいかがでしょうか。


とても時間はかかってしまいましたが、私は打ち明けて良かったと思っています。

 

お子さんの障害を周りに伝える際に、少しでも辛さが軽減できるようなヒントをお伝えできていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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