【息子の表情を豊かにするために】自閉症児は無表情な子が多い?

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学3年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。

自閉症の子は表情で表現するのが苦手?

多くの自閉症児は、相手の表情から感情を読み取ったり、自分の気持ちを表情で表現することが苦手とされています。

その多くの理由は


  • 目が合わないなど、人の顔を見るのが苦手
  • 顔の一部分しか見ておらず、顔全体を見て表情を捉えるのが苦手

という自閉症の特徴が関係し、人の顔を見る経験が健常児に比べ圧倒的に少なくなるからと言われています。



普段私たちは、人の目を見ながら表情全体を視野に入れコミュニケーションをとります。



ですが、息子のような自閉症の子の場合、人の顔の一部分(ヒゲやほくろ、メガネ)だけ印象に残ったり、唇の動きだけに意識が集中してしまったりします。

また、顔のどの部分を見て、人と話せば良いのか分からないと話す方もいます。


このことから、顔全体の表情から人の感情へ結びつけて考えることが難しいため、相手が怒っている・悲しんでいるという表情や感情が理解しがたく、突然笑ってしまったり、相手を不快にさせてしまうこともあります。

表情での表現方法を身につけるために

息子に何をしても反応が薄い…と感じた2歳頃から、表情を豊かにするための関わりをおこなってきました。


息子とコミュニケーションをとる時は、私たちの気持ちを表情で分かってもらうという考えではなく、息子自身がどういうをしたら相手に気持ちが伝わるのかを知ってもらうということを重視してきました。


絵本

息子が幼児期にお気に入りだった絵本

「かお かお どんなかお」です。

目の合いにくい息子でしたが、表情がすぐに動いてしまわない絵本の顔は見やすかったようで、表情を真似して遊んでいました。

発達支援の先生に読み聞かせをしてもらってから、大のお気に入りの本になりました。

顔というものは、目だけや口だけを見るのではなく、パーツそれぞれが一体となって表情になるのだということがこの本から学べたようです。



顔遊び

まずは人の顔に興味を持ってもらうために、変顔ごっこをたくさんしました。


はじめは、私がすごく変な顔をしていても、息子はなんの反応も示さずとても空しくなりましたが、何度も繰り返していくうちに、真似をしてくれるようになりました。



次第にお兄ちゃんの変顔を真似たり、自分から変顔してみんなを笑わせたり…。

息子は、表情を変えると楽しいということを知ってくれました。



表情と気持ちを結びつける

嬉しい時、悲しい時、びっくりした時など、大げさに私の表情をひたすらに見せました。

こういった表情カードが最適な子もいるようですが、息子の場合は本物の人の表情を見せる方が効果的だったようで、親の大げさな表情を見て

「今ママが ”わぁ!びっくりした!” って言った」

「ビックリした時はこんな顔するんだ!」

「この顔の時はビックリって意味なんだね」

「僕もビックリの時は目を見開いてみよう!」

「顔で表現すると伝わるんだ!」

と少しずつ息子の中で繋がっているように感じました。



感情や表情の呼び方を知ってもらう

私の大げさな表情を見せる時は、その時の感情も一緒にことばにします。

「嬉しいな」「悲しいよ」「怒っているよ」


また息子が様々な感情を味わっている時にも

「楽しいね」「美味しいね」「悔しいね」「びっくりしたね」

と声をかけ、感情の名前を繰り返し教えていきました。



息子は段々と

「この気持ちは【楽しい・美味しい・悔しい】って言うんだ!」と認識していきました。


理解ができると、そこから息子の表情の種類はさらに広がっていきました。


睨んだり泣いたり臭いと表現したり…。



たくさん驚いたり、甘える表情も上手くなっていきました。



表情豊かな子になってもらうために

息子と目が合わないと感じた時(2歳)から、大げさなほどに顔の筋肉を動かして表情を見せ続けました。


息子は9歳になった今でも話せませんが、年々表情が豊かになり、同時に相手の喜ぶ顔が大好きになっています。




表情が豊かになったおかげで、言葉を話せなくても、息子の気持ちが生活に困らない程伝わってきますし、家族以外の人にも息子の気持ちが伝わっているので、他人とのコミュニケーションも上手くいっています


ことわざで「目は口ほどに物をいう」と言いますが、本当にその通りだと感じていますし、

障害のある息子にとって、表情で感情を表せることは、一生涯大切で武器になると思っています。



今では、

「せいくんが目を見て笑ってくれるのが嬉しい!」

「今日はちょっと疲れているのかな?分かりやすいね」

「益々表情が豊かになっている」

などと、人から良く言われるようになったことがとても嬉しいです。

自閉症の方は、感情を表情で表現することが苦手な場合が多いと言われますが、中には顔の筋肉が上手く動かせない方もいます。

訓練すれば全ての方が表情豊かになるとは限りません。


私の知っている大人になった自閉症の方は、非常に表情が乏しく、上手く感情を顔で表現できないようですが、話すことはできるので言葉で「嬉しい」と伝えているようです。



感情表現は苦手でも、感情を持っていないわけではないので、私は息子にピッタリの方法で、できる限りおもてに気持ちを表現できる方法を身につけてもらえたらと思いこれらの関りをおこなってきました。

学校や療育施設では、表情絵カードを使われることが多いので、興味のある方は是非一度試してみてください。

コミュニケーションの幅が広がると嬉しいですね。

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