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【ことばが出ない・遅い子に効果的な代弁】保育士伝授、発語を促す方法

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。



発達の遅れの中で、最も多い悩みが言葉の遅れ。

保育士さんに教わった、家で誰でも出来ることばを促す方法を紹介します。

我が家の長男は4歳半まで単語が8個程度でしたが、そこから急に話せるようになり5歳でしっかりと話せるようになりました。



Contents

日々の生活の中で気持ちを代弁すること

代弁は、赤ちゃんがことばを理解して喋れるようになるためには必ず必要です。


ことばの代弁とは

子どもの言えない気持ちや要求を、大人が代わりに言ってあげることです。



ことばの遅れがない、定型発達の子どもも、ことばを習得するために初めは代弁が必要ですが、周りがそんなに必死で代弁しなくても自然とことばを話すようになります。

ですが、発達障害や自閉症の子どもは、何度も同じ言葉を繰り返し聞かないとことばの理解が難しいのです。



子どものことばの遅れに悩む親は、2歳頃までに

周りの同じ歳の子は上手に話しているのに・・

と我が子が自然にことばを話さないことに気づきます。

話せない子どもにことばを覚えてもらうためには、子どもの気持ちや要求などを1歳頃の子に教えるように、積極的に代弁してあげることが大切です。



長男と自閉症息子の発語記録

ことばの遅れがあった2人の記録です。

中学生長男の場合

学習障害の長男は、4歳半まで単語のみ。

代弁を続け5歳手前で急に3語文を喋り始めました。

それから幼稚園の友だちと、会話が上手く出来るようになっていきました。


自閉症の息子の場合

自閉症の息子は8歳で、まだ話すことは出来ませんが、代弁してあげることを続けていると、4歳ではじめて 

「ちょーあい!」(ちょうだい)

が言えました。

そこからゆっくりと

「おいえー」(おいでー)

「がっこ!」(抱っこ)

と習得しています。

重度知的障害なのでことばの発達はかなりゆっくりです。


そのため今は、手話をメインに使い、想いを伝えてくれています。




ことばが話せないことで起きること

ことばの発達がゆっくりな子は自分の気持ちがうまく伝わらないことで

怒る・叩く・噛みつく・癇癪を起こす・自傷行為

などといった行動で示すことが良くあります。


これらはことばの代わりに出た子どもの感情表現です。

これを押さえつけて止めたり、𠮟ったりしても収まることはありません。

子どもが自分の気持ちを伝えるための、ことばを代弁してもらうことで伝え方を覚えていき、落ち着いていきます。



効果的な代弁方法

代弁する言葉はいつも大人が話す言葉の半分くらいのスピードで話すと、子どもが聞き取りやすくなります。



要求を代弁する

抱っこして欲しそうに手を伸ばしたら

「抱っこして」

と代わりに言って抱き上げる。


のどが渇いて飲み物を欲しがったら

「お茶ちょうだい」

と言って渡す。


おもちゃを貸して欲しそうにしたら

「おもちゃをかして」

と言ってから渡す。


子どもの表情や行動で要求が分かっても

すぐに応えるのではなく代弁してから要求に応える、ここがポイントです。


気持ちの代弁

一緒に遊んで笑っているとき

「楽しいね」


転んで怪我をしたとき

「痛かったね」


体調が悪い時

「しんどいね」


ママがいないとき

「さみしいね」


子どもの感情の代弁をすることで、自分の感情の表現の仕方を覚えていきます。

感情の表現を言葉で伝えらるようになると、一気に感情のコントロールが出来るようになる子が多いです。

また、友だちとのトラブルが減るようになります。


実況中継をする

これは普段からたくさん話せる大人の方以外は、少し難しく感じるかもしれませんが、日常で目に見えるものを実況していきます

  • 「電車が走っているね」
  • 「可愛い犬がいるよ」
  • 「きれいな花が咲いているね」
  • 「今日は雨が降っているね」


単語は少し出ているけど、話すのはまだ・・という子には効果的です。



まとめ

ことばが出ないことを、焦るなと言われもやはり焦りを感じてしまうのが親ですよね。

どうしてうちの子だけ・・

ずっと喋らなかったらどうしよう・・

その中でも少しずつ代弁を行うことで、ことばの習得に近づくことはできます。


話しかけても子どもが無表情だと聞いていないのかな、興味なさそうだなと思ってしまいがちですが、めげずに代弁し続けます。


子どもが「ばーばー」や「うーうー」など、喃語しか声に出せなくても、それを大人が真似をしてあげると、自然と笑顔が出て楽しくなったりします。

声を出すことが楽しいと思えることは、発語へのファーストステップですね。


このコミュニケーションは、日常的な関わりの中続けて行くことが大切です。

ことばで伝えることは楽しいと思ってもらえるようになれば、とってもうれしいですね。


魔法の言葉かけ

言葉かけのコツがつまった書籍で、出版から8年間ずっと人気の本です。


息子とのかかわりで行ったマカトンや手話について

最後までお読みいただきありがとうございました。

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