自閉症の支援に絵カードや視覚支援が有効だと聞いたけど、何から始めたら良いか分からない。
そんな方に、効果的な方法が網羅された書籍を紹介します。
Contents
視覚支援の第一歩におすすめ
まずは視覚支援が学びたい・実践したい・方法が知りたい!という方にはこの一冊あればどんな支援にも対応できます。
2012出版された本で、少し古さはありますが、今でも保育士さんや発達支援施設の方が行っている視覚支援が、全て学べると言っても過言ではありません。
本の内容
- 発達障害児の特徴とサポートのポイント
- 安心して過ごせる工夫
- 発達障害を理解する
この本のおすすめポイント
生活で起きる困りごとの対応方法や、生活動作がスムーズになる支援のポイントが、カラー写真で紹介されています。
また、トイレや着替え、人との関係など、知りたい支援方法が目次別になっているので、さっと開くことが出来ます。
この本で紹介されている支援方法は、息子が通っていた発達支援センターや放課後等デイサービスでも取り入れられている内容ばかりでした。
発達障害の子に必要な生活サポート
トイレ・食事・着替え・入浴・歯磨き・スケジュール・時間と切り替え・遊び・人との関係・行事・検診・病院
これらが不安なく、スムーズに行えるコツが紹介されています。
例えば
- スケジュールでの視覚支援
- 着替えが上手くできない子のサポート
- 偏食の子の食事指導
- 時間感覚の教え方
- 待つことが苦手な子の対応
- 人との関わりのルールの教え方
上記は本の内容の一部ですが、紹介されている声掛けと視覚支援の方法は、すぐに実践できるものばかりです。
また発達障害の特徴や、関わり方のコツも紹介されていますので、発達障害入門書としても人気のある本です。
家庭に一冊あるだけでとても役に立ちますよ。
絵カード作成
絵カードの作成とポイントが紹介された本です。
作成に難しさを感じる方は、完成品の販売もあります。
視覚支援のカード・教材
PriPri発達支援絵カード
【絵カードの作り方!簡単手作り】自閉症・発達障害児の視覚支援におすすめ!
まとめ
視覚支援の目的は
- 見通しが持てる
- 気持ちが伝えられるようになる
- 生活がスムーズになる
ことだと思います。
重度知的障害・自閉症の息子には2歳から視覚支援を、家庭と園で行ってきましたが、はっきりと効果を感じられるまでに5年近くかかりました。
しかし根気よく行ったおかげで、今では息子にとって絵カードや写真カードは、自分の思いを伝える最良の方法になっています。
言葉が話せなくても、伝わる喜びを感じられたのは、視覚支援のおかげだと思っています。
将来生きていくための大きな糧になるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。