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【ことばの教室って何?】就学前に言語聴覚士の訓練に通った話

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。


ことばの教室をご存じですか?

学習障害の長男が、就学前に通ったことばの教室について紹介します。

費用はかからないので、ぜひチェックしてみてください!

Contents

ことばの教室とは

ことばの教室とは、ことばが正しく発音できない、吃音がある、言葉が遅れているなどの子どもに、言語聴覚士が言語訓練を行ってくれるところです。

一人ひとりに合わせた指導を行い、ことばやコミュニケーションの発達を促していきます。


市区町村の小学校に通級指導教室として設置されていたり、指定された公共施設で行っていて、「言語障害通級指導教室」ともよばれています。

市区町村で行っていることばの教室は費用がかかりません

保護者が付き添って通級する場合がほとんどです。


対象年齢

ことばの教室は、主に就学前の幼児・小学生・中学生を対象にしています。

市区町村によって対象の年齢が決まっていることもあり、長男が通ったことばの教室は、就学前の5歳限定でした。



通級できる子どもの症状

ことばの教室に申し込みができる、子どもの主な症状を紹介します。


構音障害(こうおん)

ことばを正しく発音することが難しい状態です。
例えば、「サ」の音が「シャ」に聞こえたり、「がっこう」→「だっこう」「すいか」→「すいた」などと、特定の音が別の音に置き換わってしまうこともあります。話すスピードが極端に速かったり、遅かったりすることもあります。

吃音(きつおん)

話すときに「ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは…」などと、はじめの音を繰り返したり、「ぼーくは…」と引き伸ばしたりすることがみられます。また、話しはじめるときに言葉がつまることで、なかなかことばが出てこないこともあります。一般的にどもりと呼ばれるものです。

ことばの遅れ

発達障害等により、語彙が極端に少なかったり、場面や状況に合わせて話すことが苦手な場合です。



学習障害の長男は言葉の遅れと吃音が気になり通級していました。


ことばの教室に通うには

各市区町村によって申し込み方法は異なりますが、長男が実際に申し込んだ、ことばの教室に通うまでの流れを紹介します。

  1. 通っている幼稚園で申込書が配られる
  2. 申込書を提出する
  3. 担当者との面談で通級可能か判断される
  4. 認定されると通級日程が告げられる


幼児期に通級した長男の場合は幼稚園に案内が配布されました。

小学校などで行っている場合は、学校に問い合わせてみてください。

行っている場所や対象年齢が不明な場合は、市区町村のホームページや役所で教えてもらうことができます。


ことばの教室の支援内容

言語聴覚士による個別指導で、子どもの現状と課題に合わせた1対1の指導となります。



通う頻度は市区町村によって異なりますが、週に1回30分~45分程度のことが多いようで、長男の場合は月に1回30分程度でした。平日の幼稚園が終わってから、15時頃に通っていました。



支援内容

  • 正しい音を聞き分ける練習
  • 吃音の原因となる心理的なアプローチをする
  • 話すときに抑揚やリズムをつける練習
  • ストローや風船で口の筋力を鍛える
  • 音読の練習
  • 絵カードを使って語彙を増やす
  • 家庭でできる療育方法の指導



子どもが話すことに対して自信を持てるよう話を聞いたり、身体を動かして遊んだりすることもあります。

話すことの楽しさを実感させ自分に自信が持てると、話すことが好きになります。




まとめ

私の住む市区町村では、就学前の幼児のみを対象にした教室でしたが、小学生や中学生に行っている学校もあるので、ことばに心配事があるお子さんは、一度相談してみてはいかがでしょうか。


長男は月に1回の訓練だったので、大きな成果は感じられませんでしたが、中学生になった今では、周りの人と問題なくコミュニケーションがとれています。

コミュニケーションがスムーズになると、子ども自身も生きやすくなりますね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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