息子の特別支援学校では、遠足とは別に校外学習が年に3回あります。
小学部2年生の今回は電車学習です。
Contents
事前学習
息子の特別支援学校では、遠足や校外学習、身体測定、健康診断など全てにおいて事前学習の時間を設けます。
事前学習とは、学校で行うイベントを事前に写真で確認をしたり、似た道具を使って実践練習したりすることです。例えば心臓検診で腕にクリップを挟んだり、心電図を計る胸のシールを貼ったりするのを、検診当日突然行うと怖がる子がいます。そうならないために、先生手作りの「心臓検診検査セット」を使ってイメージトレーニングと練習を行います。
発達障害のある子にとって、初めての経験は不安や緊張、パニックに繋がるからです。
今回の校外学習も当日までに事前学習を行いました。
小学部2年生の事前学習は電車学習です。
学校内で、手作りの本格的な踏切や改札のセットを使います。
- 踏切でのルール
- 電車内のマナー
- ホームでの立ち位置
- 改札に切符を通す
これらの事をしっかり練習して学習し、繰り返し行うことで、身につけていきます。
改札に切符を通すことや、ホームで走ると危ないことは私たちにとって当たり前のことかもしれませんが、それを学び経験する機会の少ない支援学校の子どもたちにとっては、社会での生き方を学べるとても良い勉強だと思います。
校外学習へ
当日は遠足同様の荷物を持って登校します。
- リュック
- お弁当・水筒
- ハンカチ・ティッシュ
- レインコート
- 着替え・タオル
- 赤白帽・マスクなど
校外学習の一日
- 9:00 登校
- 体操服で登校します。
- 9:30 学校
- 最寄り駅徒歩で最寄り駅まで向かいます。
- 9:40 電車
- 学習事前学習で学んだマナーやルールを確認しながら、電車に乗る練習を行います。
- 10:30 植物園
- 植物園を見学し広場で遊びます。
- 11:30 お弁当
- 天気が良ければ外でお弁当を食べます。
- 13:00 植物園最寄り駅
- 駅まで歩きます。
- 14:00 学校到着
- しっかり歩いて子どもたちもみんな疲れています。
まとめ
特別支援学校では遠足や校外学習となると、引率の先生がたくさん付きます。
生徒2人に対して先生1人です。
発達障害の子の特性は様々ですが、予期せぬ動きをしたり、息子のように急に走り出してしまう子もいるので、先生が両手で2人の手を繋げるようにするためです。
先生が沢山いるとても安心ですね。
息子は、普段長い距離を大人と一緒に手を繋いで歩くのは苦手ですが、学校の友だちと一緒だったり、先生の前だとしっかりと手を繋いで歩けているそうです。
かっこいい所を見せたいのかな?と思いますが、これも集団生活で得られる大切な事なのかもしれません。
大人になっても役に立つ生きる力を学べるのは、親としてもとても嬉しいことです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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