地域の小学校にはある国語・算数などの教科が、特別支援学校にはなく、独自の教科が設定されています。
教科ごとの詳しい内容を紹介します。
Contents
特別支援学校の時間割
こちらは特別支援学校小学部2年生の時間割です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | せいかつ | せいかつ | せいかつ | せいかつ | せいかつ |
2 | 集会 | 図工 | 体育 | ことばかず | 音楽 |
3 | 課題別 | 図工 | 体育 | わんぱくタイム | わんぱくタイム |
4 | 給食 | 給食 | 給食 | 給食 | 給食 |
5 | 着替え 帰りの会 | 散歩 | 着替え 帰りの会 | 学年活動 | 着替え 帰りの会 |
6 | 着替え 帰りの会 | 着替え 帰りの会 |
下校時間
月・火・水は13時頃下校、
火・木は15時30分ごろ下校です。
通常の学校では聞き慣れない教科もあるので、一つずつ紹介します。
教科の授業内容
時間割の中から、8つ紹介します。
せいかつ
せいかつは、主に着替えやトイレなどの身辺自立支援です。
私服登下校のため、朝と帰りの時間に設けられ、自分の身の回りのことができるように基礎固めをする時間です。
時間は多めにとられていて、カーテンで仕切ったパーテーションがあり、そこで男女別に着替えます。
息子の学校は、一日体操服を着て学校で過ごします。
図工
週に一度、図工の時間があります。
図工服(スモック)を着て、絵具・粘土・寒天・小麦粉・ハサミ・ノリなどの、感触遊びが多いです。
家ではとてもできないような設定もあるので、とても夢中になれるようで、図工服はいつも絵具だらけです。
体育
体育は器械体操(平均台など)・縄跳び・かけっこ・マット運動・ダンスなどが多いです。
運動会の練習を行ったり、参観日に向けたダンスの練習もします。
ことばかず
ことばかずは、国語や算数に代わるもので、ひらがなのなぞり書きなども行いますが、支援学校では主に手遊び・マッチングカード・絵カードによる支援です。
音楽
音楽は音楽室で歌を歌ったり、楽器の扱い方を学びます。
カスタネット・タンバリン・ハンドベル・トライアングル・鈴など。
鳴らし方や、リズムに合わせて鳴らすタイミングの指導もしてもらいます。
散歩
支援学校は良く散歩に出かけます。
近くの公園へ歩いていき、遊具で少し遊んで帰校します。
交通ルールを守り、手を繋いで歩くトレーニングでもあります。
課題別
得意な事を伸ばすために、発達に合わせて児童それぞれに課題別の設定をします。
字が書ける子・計算が出来る子・マッチングカードが得意な子・指先が器用な子など、同学年4~5人ずつに分かれ、課題に取り組みます。
写真は、指先を使った作業が好きな、息子の作品「毛糸巻きのミノムシ」です。
わんぱくタイム
身体を動かし発散する時間です。
トランポリンやホーススイング(天井からぶら下がった遊具)などのある部屋で、思い思いに遊びます。
息子の学校には体育館とは別にプレイルームが設けられています。
マットなどの柔らかい素材で囲まれているので、とても安心な施設です。
まとめ
通常の小学校で学ぶような、国語・算数・理科・社会はありません。
身辺自立や人との関わり、身体作りがメインです。
一人一人に合わせて、分かりやすいプログラムの設定してくれているので、
子どもが「授業についていけない・・」なんてことにはなりません。
この他に年間行事もあります。
息子は毎日笑顔で通学バスに乗り込むので、学校生活を楽しんでいるようです。
自閉症の息子が通う、特別支援学校の授業内容をご紹介しました。
小学校選びや、特別支援学校の生活を知りたい方の参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。