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【障害児育児で言われてショックだったこと】当事者にしか分からないことがある

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。




障害児の子育てをしていると、周囲の言葉で傷つくことが必ずと言って良いほどあります。

周りはその気が無くても、ずっと忘れられない記憶になる事もあります。


私が経験したショックな言葉と、他の方から聞いた話を紹介します。

※少しネガティブな内容になります。

Contents

「辛いのはみんな同じ!」

分かってるんですよね。

健常児の子育てでも大変なことってありますから。

でもその一言で片づけたら何も相談できなくなるな・・と思いました。


「母親なんだから当然」

母親なら何でもできて当たり前、何でも我慢しなければならないという文化がおかしいなと思います。

母親も一人の人間として生きています。

子どもの気持ちを全て読めるスーパーマンではありません。


「何がダメだったの?」

小児科医に言われた言葉です。

2歳から発達支援に通わせている話をしたら

「何がダメだったの?(なんの障害?)」と聞かれました。

息子はダメな人間ではありません。

そんなダメな小児科には二度と行きませんでした。

「男の子ってそんなものよ」

発達障害児に男児が多いのは事実です。

昔から発達のゆっくりな子の中に、男の子が多かったのが理由かもしれませんが、「男の子だから」で片付くことではないのです。

こんな風にいわれても、そんなものなのかな・・とは私は思えませんでした。


「気にしすぎじゃない?」

この言葉は親切心かもしれませんが、気にして当然だと思います。大切な我が子なので。

実際に私は、発達障害に気づく上で、気にしすぎるくらいの方が早く行動に移せました。

もちろん悩み過ぎて、毎日ネット検索を繰り返すのはあまり良いことではないと思います。


「大丈夫!大丈夫!」

この言葉は無責任だなと思っていました。

キツいように感じるかもしれませんが、何の知識もない人が安易に「大丈夫」なんて言うのは良くないと思っています。

近所の何の知識もない人に「この子は大丈夫」と言われて、それを信じ続け、大人になるまで発達障害に気づけなかった人を見たからです。



「じゃあなんで生んだの?」

「障害児の育児がつらい、子どもに当たってしまう」

そのようなお母さんに

「じゃあなんで生んだの?生まなかったら良かったのに・・」

なんていう人がいます。

聞いていてとてもつらい言葉です。

子育ては千差万別ですし、同じ子育てはありません。

私は2人の障害児育児を経験して「好きで生んだんだから責任もって育てないと!」

なんて言葉、人に絶対に言えないです。



「ちゃんと話しかけてる?」

ことばの出ない子、発語のない子に

「テレビ見せすぎじゃない?」

「ちゃんと話しかけてる?」って聞く人がいます。

息子はテレビにあまり興味ないですし、毎日たくさん話かけていますが、単語が片手数える程しかありません。

大人になっても話せない人はいます。

子育てを否定されているようで辛くなる言葉です。

息子はテレビに興味の無い子でしたが、言葉は話せません。



「病気だから仕方ない」

発達障害は病気ではありません。

病気だという人もいますが、病気は治すために治療をしていく言葉なので、私は病気という表現は違うなと思っています。

病気ではなく生まれつきの特性だと表現したりします。

抱えている困難さの種類が多いだけです。

それを「仕方ない」と言われるのは、心にぽっかりと穴が開いたようにつらいです。



「可愛いから頑張れるでしょ」

「だから頑張ってるよ…」って返したくなります。

可愛いから頑張ってるけど、それ以上に辛くなることだってありますし、時には可愛くないと思ってしまう事だってあります。

綺麗事では表せない子育てなんです。



「大変そうだね」

そう言われるとなんだか虚しく感じてしまいます。

どうしてうちだけこんなに辛いんだと。

健常児しかいない家庭がうらやましく思う事だってあります。



まとめ

障害児って育ててみないと、分からないことばかりです。

私の親戚も思ったことを平気でズバズバと言葉を掛けてきます。

その中でメンタルをズタズタにされることだってありますし、一生忘れられない言葉もたくさん聞きました。


気にしなければよいと言ってしまえばそれまでですが、少なくともこういう経験をした私は、子育て中の同じお母さんと話をするときに、言葉一つひとつに気を遣っています


子育てで疲弊したお母さんに、優しい世の中になって欲しいといつも願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました

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