きょうだいに障害があると、出てくる心配が「きょうだい児は仲良くやっていけるのか」
そのことについてお話しします。
Contents
きょうだい児問題
障害のあるきょうだいがいることで、
- 学校でいじめられるのではないか
- 障害のある子に手がかかって兄弟に負担がかかるのではないか
- 子どもに障害の事が理解できるのか
こういった悩みや心配が出てきます。
我が家の三兄弟は
- 12歳学習障害の男の子
- 10歳健常女の子
- 8歳自閉症せいくん
このようなきょうだい構成ですが、控えめに言ってとても仲良くしてくれており、親が思っている程心配しなくて良かったというのが結論です。
毎日3人でケラケラと笑っています。
お兄ちゃんはYouTube観てるけど遊んで欲しい息子。以前は勝手にTV切っちゃってアピールしてたけど、今は邪魔しないようにちゃんと待ってます。しばらく待ってたら「もう仕方ないなぁ」と言ってお兄ちゃんがこっち向いてくれました。言葉は話せないけど"遊んで"が伝えられるようになった息子です。 pic.twitter.com/VVbONcQGRb
— *イケメン自閉症せいくん*ブログ更新中* (@seikunnoouchi) June 9, 2022
学校でいじめられるのではないか
まず学校でのいじめですが、私の知る限り今のところありません。
自閉症の息子は特別支援学校に通っているので、きょうだいが通う地域の小学校の子とほとんど関わりがない事や、会ったことのない自閉症の息子の事を、兄弟の友だちがいろいろ話を聞いてこない事が理由だと思います。
友だちからは、自閉症の弟について「弟の写真かわいいね、会ってみたなー」とよく言われているようです。
障害のある子に手がかかって兄弟に負担がかかるのではないか
この点については、全力フォローしています。
どんなに気を付けていても、きょうだい児に負担をかけてしまうことはあるので、手伝ってくれたことにはしっかりと目を見て「ありがとう」と伝えたり、常に心のケアができるよう一人ひとりと会話する時間を、毎日欠かさずとっています。
それから、最低でも年に一度ずつ、一人ひとりの時間を作り、手をつなぎ出かけます。
今日は娘といっぱい話ができた。きょうだい児である娘は普段何も言わないけど、日頃我慢もしているはず。外出中、意識的に娘の話題だけ出すようにしていたけどお土産を見て「これ、せいくん喜びそう!」って弟の話もしてくれた。これからも良い姉でいなくていい、そのままの娘で育ってほしいと思った。 pic.twitter.com/7tXXgUX75Q
— *イケメン自閉症せいくん*ブログ更新中* (@seikunnoouchi) February 21, 2022
これが、我が家のきょうだい児の、心の状態を把握しておくコツだと思っています。
子どもに障害の事が理解できるのか
学校の道徳の授業などでも、人権について教えられたりしますが、障害のある子との関わりを描いた絵本がたくさん出版されていますので、それを購入し、苦手なことが多い子もいるけれど、人はみんな違って当然なんだということを、小学生になった頃から少しずつ話をしました。
障害のことが分かりやすく描かれたおすすめの絵本
高学年になれば「自閉症」という言葉を用いて話をしても理解しているようでした。
まとめ
きょうだい児やヤングケアラーと世間で言われるように、兄弟に負担がかかるのは避けられない事かもしれません。
ですがそれを、
理解する、共に生きることができるよう、親が配慮することで、これからの子どもたちの人生に大きく影響を与えるのかもしれません。
長男(中2)は弟に話しかける時、必ず手を握ります。これは息子が生まれてからずっと。手を握りながら話をすると、弟と自然に目が合う事が嬉しいのかもしれません。息子のコミュニケーションスキルが格段に上がったのも、長男の影響はかなり大きいはずです。家族に大切なことを教えてくれてありがとう。 pic.twitter.com/cqptO0gQ1b
— *イケメン自閉症せいくん*ブログ更新中* (@seikunnoouchi) June 3, 2022
兄弟で楽しく笑い合う姿は、親として何よりも嬉しいものです。
障害があっても、笑い合える家族でいられると嬉しいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。