中学生になった学習障害の長男は、支援学級に通級することについて、自分の思いを打ち明けるようになりました。
思春期の長男の思いについてお話します。
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支援学級に通級すること
我が家の長男は、学習障害がある中学一年生。
知的な遅れはほとんどありませんが、記憶することが極端に苦手で、文字を読むことも少したどたどしさがあります。
学習障害は、知的な遅れがないにも関わらず、聞く・読む・書く・計算するなどの学習スキルのうち、特定のものの習得が著しく困難な状態をいいます。
そんな長男は、小学校1年生から支援学級に通級しており、中学生になった今でも支援学級在籍中です。
性格は穏やかで、人と話すことが少し苦手です。
小学生の頃は、親の言われるとおりに何の疑問もなく支援学級に足を運んでいた長男でしたが、中学生になり、自分の中で様々な思いが生まれ、支援学級に通級することの思いを打ち明けるようになってきました。
発達障害児が中学生になったら
当たり前ですが、発達障害があっても、子どもには自分の意思があります。
今までは、勉強の遅れや交友関係が心配で、当然のように支援学級に行くことを長男にさせていましたが、中学生になってから長男自身が支援学級に行くことをためらうようになりました。
1日1回、数学や国語の授業を支援学級で個別指導してもらえるように時間割を組んでもらっていたのですが、長男は先生に呼ばれても「行きません」と伝えるようになったのです。
中学生という新しい環境に慣れること、友だちとの関係がとても心配で、小学校同様に中学校でも支援学級に在籍させましたが、息子の思いは違ったようです。
そのためこれを期に、息子と支援学級について話し合うことにしました。
自分で学び方を考えるようになる
親である私は、今まで支援学級のことについて全て決めてきましたが、中学生の長男にも自分の意思があることに気づかされました。
自分の思いを話そうとすると、緊張して筋肉が少し硬くなってしまう長男ですが、話を何度かに分けて、思いを聞くことにしました。
すると、長男は
「出来れば通常の教室でみんなと授業を受けたい。自分だけ違うことが少し嫌だ」
と話してくれました。
思春期である息子は、やはり友だちとの関係や周りの目を気にするようになっていたようで、みんなと一緒に同じことをしたいという思いを打ち明けてくれました。
その話を聞いて担任と話し合ったのち、先生からは
勉強でも友だち関係でも、辛くなったらいつでも支援学級に来ることが出来るよう支援学級在籍は外さず、本人の意思を尊重し通常学級で授業を受けてもらいましょう
と提案してもらいました。
まとめ
正直親としては、勉強のことも、友だち関係のこともとても心配で、学校が怖いと思ってしまわないかなど様々なことを考えていましたが、長男にも自分の思いがあり、成長とともに考え方や感じ方が変わることも当然なのだと思わされました。
成績は決して良い方ではありませんが、友だちとはうまくコミュニケーションが取れているようなので、これからも中学生になった長男の思いと、きちんと向き合っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。