自閉症のこだわりといえば、どんなものを思い浮かべますか?
飛び跳ねたり、いつも同じ道を通ったり、物を綺麗に並べたり・・
自閉スペクトラム症の人でも、こだわりは人それぞれです。
知的も自閉症も重度の息子の、こだわりを紹介します。
Contents
こだわりとは
こだわりは常同行動ともいわれます。
同じ行動や動作など、一見無意味と思えるような動作にこだわり、それを何度も繰り返し続けることです。
常同行動の理由について詳しく紹介
自閉症息子の少し変わったこだわり
こだわりは日々変化しますが、
8歳の自閉症の息子が、今よくやっているこだわりを5つ紹介します。
後ろ向きに歩く
車がバックするときのように、うまく切り返しながら後ろ向きに歩くこだわりです。
時々人や物にぶつかったりするので「危ないからやめようね」という声掛けではなく、
「後ろを確認しながら歩こうね」と話しています。
ドアの開け閉め
無意味と思えるくらいドアの開け閉めを繰り返します。
開けて閉めてをひたすら続けている間に、乱暴になってくることがあるので
「ゆっくり閉めてね」 と声を掛けます。
冷暖房をつけている部屋でやり始めると、少し辛いです。
物をいろんな角度で眺める
おもちゃなど、本来の遊び方をせずにひたすらに様々な角度で眺めることをします。
下から覗いたり目を細めて近くで見たり・・
とても集中していることが多いので、ただ見守っています。
食べ物を小さくちぎって食べる
小鳥のエサのように食べ物を小さく小さくちぎって食べます。
そのため、手づかみ食べになりがちで、同じ年齢の子に比べ食べる時間が倍以上かかります。
この行動は小さい頃からずっと行われていて、小さくすることによって食べ物の中が見えやすく、安心して食べられるようです。
鳩のように首を動かす
喉を鳴らし、鳩のように首を前後に動かすのがとてもユニークです。
身体は微動だにしないので、動物モノマネをしているようで面白いです。
まとめ
子どもによってさまざまなこだわりや常同行動があります。
今回は、息子のこだわりに個性的なものがあったので5つご紹介しました。
障害の診断を受けた頃は自閉症特有の動きに戸惑いはありましたが、これも不思議と慣れてくることに驚いています。
新しいこだわりが出てくると、家族みんなで
「新作だね!」と温かく見守っています。
危険を伴うものでなければ、見守る余裕を持ちたいですね。
発達障害の子を伸ばす魔法の言葉かけ
子育て中に効果的な、毎日の言葉の掛け方が学べます。
子どもにとってどういう言葉の掛け方が良いのか悩んでいる…という方におすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。