自閉症の息子は超が付くほどの偏食。
偏食は今に始まったことではなく、赤ちゃんの頃から兆候がありました。
偏食の子の感覚を深く考えた話も紹介します。
Contents
偏食と好き嫌いは違うの?
偏食と聞くと、好きな物だけ食べるとか、嫌いな物は食べないだとか一般的な好き嫌いと混同しがちなのですが、
偏食とは、食品の
- 見た目
- 匂い
- 食感
- 舌ざわり
- 温度
などに敏感で不快感があるために、決まったものしか食べられず、特に栄養素の摂取バランスに影響がでる場合などに使われる言葉です。
そのため、ピーマンが食べられない、トマトが苦手などは偏食ではなく、好き嫌いにあたります。
偏食の主な原因
偏食の主な原因は、口の中の感覚過敏が原因と言われています。
食感や味覚を敏感に感じ、自分に合わないと口から出してしまう、また口に入れることができなかったりします。
感覚鈍麻で感じないのが原因であることも・・。
同じものへのこだわりがあるため、いつもと少しでも違うと食べられない人もいます。
偏食の子の感覚
私が偏食について本やネットでたくさん調べていた時に思ったのは、
例えば自分が全く知らない民族のいるジャングルへ行き、
「すごく美味しくて栄養があるから食べて!」と見たこともない虫の幼虫を差し出されたとします。
でもきっと
- 見たことないから口に入れるのが怖い
- 気持ちが悪い
私ならこのように感じ、普段からその民族はその虫を食べていたとしても、感覚は違うから食べられないと思います。
偏食の子は「美味しいよ!」と食べ物を出されても、上記のような感覚に近いのではないかと考えるようになりました。
そう考えると、無理に食べさせるのは違うのかもしれないと私は思うようになりました。
離乳食の頃から感覚が敏感だった
離乳食が始まった6か月頃に、柔らかいお粥を与えようとしましたが、ほとんど口にせず離乳食が進みませんでした。
作っても作っても捨てる日々・・。
味が良くないのかと市販品を試しましたが、やっぱり食べませんでした。
逆に大人が食べる、普通に炊いた硬いご飯を欲しがりました。
柔らかいものが苦手
8歳になった今でも、ドロっとしたものや、柔らかい食べ物が苦手です。
食パンはカリカリに焼いたら食べられます。
- カレー
- うどん
- オムライス
- プリン
- お好み焼き
子どもが一般的に好んで食べるものを、息子は全く口にしません。
そう考えると、離乳食の頃から口の中の感覚が敏感だったのかもしれません。
偏食が原因で起きる身体の発達
偏食に加え、少食だった息子は、身体の発達にも遅れが出始めました。
5歳頃の身長と体重は3歳くらい。
8歳の今は5歳くらいの子と同じ身長体重しかありません。
偏った栄養は、やはり身体の発達にも大きく影響するようです。
痩せ細った身体は、いつもとても心配になります。
まとめ
自閉症スペクトラムの子に多い偏食。
息子の場合は、哺乳瓶の乳首でミルクを飲むのも嫌がり、離乳食ではお粥や柔らかいものを嫌がる。
赤ちゃんの頃から口の中の過敏さがあり、その頃から偏食の兆候があったのだと今になって思います。
偏食に悩み発達専門の医師に相談もしましたが、生きていれば大丈夫だと言われました。
いつか何でも食べられるようになるとは限りませんが、生きている中で何らかのきっかけで、食べられるものが増えるそうです。
5歳頃までとても心配でしたが、私も急に開き直り、食べられるものをたくさん食べさせできるだけ大きく育てようと思いました。
高カロリーで食べられるものが発見できた時は、とても嬉しかったです。
今はパン一つで必要なたんぱく質が摂れるものや、栄養補助食品で少しでもたくさんの栄養を摂り入れています。
身長などにも影響する、タンパク質の摂取量が少ないことが気になっています。
今まで色々通販で試しましたが、息子が美味しく食べられた栄養補助食品は
BASE FOOD
の栄養補助が出来るパンです。
2個で26種のビタミン&ミネラル、約30gのたんぱく質、約6gの食物繊維が摂取できる、からだに必要な栄養素がぎゅっとつまった完全栄養食です。
カルシウム・タンパク質・ビタミンがバランスよく摂れます。
風邪がひきにくい身体になってきたことが嬉しかったので、おやつや朝食に続けています。
何もしないよりは良いかなと思い始めてみました。
小さくちぎって食べています。
固いものなら食べられるので、タブレットも好んで食べています。
こちらは大人が食べても美味しかったですよ。
足りないものを少しでも補えたらいいなと思って試した中で、息子の好きだったものを紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。