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【自閉症3歳の新版K式発達検査の結果公開!】中度の知的な遅れはどんな感じ?

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。


息子の発達検査内容検査の様子結果を公開します。

これから療育手帳や愛の手帳の取得を考えている方、発達検査の詳しい内容を知りたい方の参考になればと思います。

2歳の発達検査・手帳取得の様子はこちら

Contents

新版K式発達検査2001とは

発達の遅れや偏りを評価するものです。

検査の結果によっては、発達障害の診断や状態を把握することが可能と言われています。

検査の内容に対して、子どもがどのように反応し応答するかを観察し、通過基準を満たすかどうかで評価するようになっています。

また

  • 言語・社会
  • 認知・適応
  • 姿勢・運動

の3つから、発達指数と発達年齢を算出します。

発達検査の内容

一連の流れで紹介します。

内容は2歳の発達検査と同じです。

3歳の発達検査は3歳9か月で受けました。


児童発達支援センターで検査

息子と母親の私、検査員の3人で個室に入ります。

そこで普段の様子などの聞き取りを行い一緒に検査を行いました。


検査の内容

向かい合わせに座り、検査員の指示を聞きながら検査を進めます。

息子は一人で椅子に座ることを嫌がり、検査が終わるまで、私の膝にずっと座っていました。



検査の一部を紹介

息子が出来たものに◯、出来なかったものは✕で表示しています。



言語・社会

× 名前を呼んで返事ができるか

× 絵を見てワンワンどれ?などの指差しが出来るか

× 目はどこ?耳は?などの質問に答えられるか


認知・適応

〇 型はめのパズルができるか

〇 積み木を上に何個積み上げられるか

〇 真似をして積み木で形を作れるか

× 鉛筆を使って、○や×を描けるか

× 折り紙を使って真似して折れるか


姿勢・運動

〇 両足でジャンプが出来るか

× 何も掴まらずに階段を登れるか

検査時間は乳幼児では10~15分

10歳以上の場合には1時間程度必要となります。



検査中の様子

普段と違う様子に不安の強い自閉症息子は、常時そわそわしていました。

興味のない検査内容は目を逸らし、検査道具で遊ぼうとする始末。

発語も無く、指示もあまり理解できないことが多かったので、出来ることが非常に少なかったです。


木製で出来たパズルの型はめはとても上手に行っていましたが、

「ワンワンはどれ?」などの質問や、名前を呼ばれて返事をするなどは全くできませんでした。


模倣(真似をする)も苦手です。

検査員と同じように折り紙を折る、検査員を真似て鉛筆で丸を書くなど。

指示が理解できないのと同時に、興味が無さそうでした。


検査結果

検査の結果は

主治医に記録してもらうため、検査結果報告書をコピーしてもらい残しています。



新版K式発達検査の結果

発達指数 42

発達年齢 1歳7か月



発達指数(DQ)の基準が100なので、42という数字が発達年齢1歳7か月という結果を出しています。

息子はこの時、3歳9か月なので、2年2か月発達が遅れているという事です。



その他の発達年齢

言語・社会 0歳11か月

認知・適応 1歳9か月

姿勢・運動 1歳8か月


2歳の頃の発達検査に比べて全体的に3か月程しか成長しておらず、実年齢に比べて発達の差が広がってきました。

特に殆ど発語のない息子の言語発達は1歳に満たないので、発達年齢が非常に低かったです。


DQの基準値

最重度 (DQ)20以下
重度 (DQ)21~35
中度 (DQ)36~50
軽度 (DQ)51~7

基準値で見ると息子は42なので、3歳9か月の時点で中度の知的障害となります。


療育手帳

2歳に取得した手帳はB1です。

息子が住む地域は

A  重度

B1 中度

B2 軽度

と分類されます。

療育手帳の更新は、次回5歳頃です。

3歳の発達検査を受けたまとめ

2歳で受けた発達検査から1年経っていましたが、大きく成長したところはなく、同じような検査結果になりました。

年齢が上がるにつれ、実年齢の標準発達との差が大きくなっているのは明らかでした。

でもそれは、療育が上手くいっていないなどではなく、息子の発達スピードが非常にゆっくりだということ

このままのスピードで成長すれば、実年齢の差がさらに開き、知的障害の度合いが重度になります。


息子は手先能力向上のため、家で積み木やグッズを活用しています。

積み木の大きさ検査用と同じくらいなので、普段から指先のトレーニングになればと思い始めました。



発達検査の内容を詳しく知りたい方のための本を3つ紹介します。

子どもの心理検査・知能検査


発達相談と新版K式発達検査


新版K式発達検査反応実例集

最後までお読みいただきありがとうございました。

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