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特別支援学校の学習発表会
毎年11月に行われる、特別支援学校の学習発表会。
地域の小学校で行われる、学習発表会や学芸会などと似たもので、学年ごとに体育館で劇を行ったり、歌やダンス、演奏などを披露します。
練習から本番までの約2週間は、いつもと違うスケジュールを過ごす子どもたちなので、疲れが出やすくなったりして、毎年とても頑張っています。
今回は初めて、お姉ちゃんを連れて観に行くことに。
小学6年生の長女は、特別支援教育に興味があり、弟の通う学校で、授業や先生の様子を見てみたいとずっと話していました。
発表会数日前から
せいくんの学習発表会たのしみだなぁ。ワクワクする~
と、とても心待ちにしてくれていました。
前日の夜には長女が弟に
せいくん、明日はお姉ちゃんが観に行くからね。頑張ってね!
と声を掛けていました。
※個人情報保護の観点から、発表会の写真を掲載することは出来ませんが、おこなわれた内容を文章で紹介します。
発表会内容
今回、小学3年生の息子の発表内容は「となりのトトロ」がテーマ。
大トトロ・中トトロ・ネコバス役に分かれて、ダンスを踊ったり、どんぐりを運ぶ演技を行います。
毎年、衣装や小道具は、全て先生の手作りなんですよ。
演技の時間は約15分。
普段の練習の頑張りや、その成果を発表する場です。
息子の様子
息子は中トトロ役だったので、青いトトロの衣装を着て登場。
当日の息子はいつもより堂々としていて、緊張が見られない様子に私はホッと一安心。
演技では、曲に合わせて走ったり、風に吹かれてくるくる回ったり、雷が落ちて頭を守ったり…。
リトミック要素を組み込んだ内容でした。
演技中、私とお姉ちゃんを見つけた息子は、目を輝かせて
”ママたち来てる!”
と言っているかのような満面の笑みで、こちらを何度も見ていました。
重度知的障害の息子が
家族が観に来てくれて嬉しい
と思ってくれるようになったことは、とても嬉しい成長です。
その後も、どんぐりを運んで土に植える演技や、芽が出てトトロが「やったー!」と喜んでいる演技など、となりのトトロのストーリーを見ているかのような構成になっていて、楽しんでみることが出来ました。
同じ学年の生徒は25人程度ですが、みんなとても落ち着いていて、泣いたり騒いだりパニックになることなく発表会を終え、小学3年生になった子どもたちの成長と、支援学校の先生の指導の素晴らしさに感動しました。
まとめ
終始笑顔で全力で演技する弟の様子を見て、お姉ちゃんが
せいくんが…可愛すぎた…
やっぱり世界一の天使だね。
帰ってきたらいっぱい褒めてあげなきゃ!
と、まるで親のような感想を話してくれました。
息子は、参観や学習発表会など人の多い場で、普段の力や練習の成果が発揮できないこともありますが、今回はとても調子が良かったようで、全ての演技を練習以上にこなすことができました。
長女にもその様子を見てもらえて、本当に良かったと思いますし、弟の発表会を見たいと言ってくれたことにも、感謝でいっぱいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。