発達障害や自閉症などの障害に対する認知度が低かった昭和の時代に比べて、ほんの少しずつですが、障害者やその家族に寄り添うプロジェクトやサービスが増えてきました。
障害のある人や家族にとってのつらさは、理解が少ないこと。
最近増えてきた、障害者やその家族を応援する団体を感覚過敏のテーマを中心に紹介します。
実際に息子も参加させてもらいました。
Contents
感覚過敏研究所
こちらの団体は
感覚過敏の人が暮らしやすい社会を目指し、感覚過敏の人のための商品やサービスの開発、研究を行っています。
感覚過敏研究所| KABIN LAB
マスクの代わりに口元を覆える扇子や、肌の過敏で決まった服しか着られない人のための、服の開発も行っています。
感覚過敏の人にどう対応したらよいか、改善策や工夫などを話し合える無料のコミュニティも。
感覚過敏でマスクの着用が困難な人のための、周囲に伝えることのできる意思表示カードやマークが、無料でダウンロードできます。
我が家も息子用にダウンロードさせてもらい、カードケースに入れて使っています。
ダウンロードはこちら↓
マスクできないゾウ
こちらは、クラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げられた団体です。
障害児・障害者の中には、マスクができない人がいる。
「我慢が足りないのではなく、本当にできない」
マスクがつけられない子どもたちを、笑顔にしたい(マスクできないゾウ 2021/08/05 公開) - クラウドファンディング READYFOR
このことが周囲の人に、目で見て少しでも分かってもらえるように、病気・障害であることが分かる意思表示カードとバッジの無料配布を行って下さいました。
息子にもゾウさんが届きました!目立つカラーでとっても素敵。
このゾウさんの配布は残念ながら終了してしまいましたが、今後は緊急時や災害時の障害児への支援グッズの計画をされているようです。
とってもかわいいデザインで目立ちやすく、息子も嬉しそうでした。
素敵なプロジェクトに感謝です。
ヘルプマーク
ヘルプマークは東京生まれのピクトグラムです。
義足を使用しているひと・内部障害や難病のひと
妊娠初期・発達障害などで援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人が、周りに配慮が必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるように作られました。
ヘルプマーク 東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)
我が家では息子が時々使う、車椅子に付けています。
入手方法
役所の窓口はもちろん、駅の定期券窓口でも配布している場合もあります。
手帳や証明書の提示は必要なく、代理人でも受け取りが可能です。
わけがありますく
こちらの団体は
様々な障害や病気が原因でマスクをつけるのが難しい方がいます。
やむをえない事情でマスクを着用していない方に対する風当たりが強くなり
トラブルが発生しています。
マスクをつけられない方がいることを、たくさんの人に知ってもらうため立ち上げたプロジェクトです。
マスクをつけられません | わけがありますく (wakega-arimask.com)
HPで素材を提供してくれています。
白いワンちゃんのイラストがとっても優しさあふれていて素敵です。
丸いイラストがあったので、我が家は缶バッジも作ってみました。
帽子になどに付けても外れにくく、息子も気になりません。
ダウンロードはこちら↓
まとめ
障害児に優しいプロジェクトは、子どもたちやその親の助けになります。
理解されにくいことも工夫一つで生きやすくなるのならたくさん利用させてもらいたいと思っています。
WHO(世界保健機関)の発表によると
マスク等の着用が困難な状態にある発達障害のある人への理解について
発達上の障害やその他の障害のある、あらゆる年齢の子どもに
マスクを使用することは必須ではない。
マスクを容認することが困難な重度の認知障害や
呼吸障害のある子どもは、マスクを着用する必要はないとされている。
マスク等の着用が困難な状態にある発達障害のある方等への理解について (mhlw.go.jp)
とありますが、なかなか理解されず辛い思いをしている保護者が多いのも現実です。
少しずつでも、感覚過敏の理解が増えますように。
特別な道具のいらない缶バッジ作成用材料です。
子どもの感覚過敏の気持ちを知る絵本
子どもでも読める優しい内容です。
最後までお読みいただきありがとうございました。