我が家には学習障害の長男(中学一年生)がおり、支援学級に在籍しています。
そんな長男が中学校入学前の面談で伝えられた、高校進学についての話を紹介します。
Contents
中学校入学前相談での話
長男の中学校入学時に受けた面談での話を紹介します。
長男について
学習障害のある中学一年生。地域の通常の公立小学校の小学1年生から6年間支援学級に在籍。知的な遅れはほとんどないが、読み書きや計算を極端に苦手とする。人前に立つと緊張が強く、友達との大きなトラブルはないが、嫌なことがあっても、なかなか人に相談できない性格。
中学校の入学前相談で、支援学級に在籍することについて、先生と話をしました。
その時の内容は
- 入学するにあたって心配なこと
- 支援学級で支援できる内容と目的
- 支援級に在籍することのメリットとデメリット
そしてこの時初めて知ったのが、支援学級に在籍していること自体は高校受験に不利になることは無いが、通常の授業を支援学級で過ごした時は、その時間分成績に含まれないことでした。
これは、例えば支援が必要な国語の授業を、支援学級で個別で受けた場合、授業欠席の扱いになるということです。
成績や内申点には反映されず、もちろん高校受験で重要な内申点に影響します。
しかし、この対応は学校や都道府県によって大きく変わるようです。
そのため、高校進学を検討していて今現在
- 小学校で特別支援学級に在籍している
- これから支援学級の通級を考えている
などの場合は、入学予定の中学校にしっかりと確認をし、入学後支援級に在籍するのか、また通級する時間の設定などを少しでも考えておいた方がよさそうです。
長男が支援学級に入級した理由
- 通常学級だと授業についていけなくなるかもしれない
- 孤立やいじめによる問題が心配
- 個別に指導してもらえるので丁寧に教えてもらえる
- 落ち着いた環境で学習に取り組める
- 先生に悩みを相談しやすい
- リラックスするための場所になる
この中で支援学級に入れた一番の理由は、いじめの心配でした。
言いたいことが上手く伝えられない性格の長男が、中学校を怖いところだと思ってほしくなかったからです。
内申点とは
高校受験に影響する内申とは、中学3年間の総合的な成績のことを指します。
内申を記載した書類のことを「内申書」といい、 内申書に記載される点数のことを「内申点」といいます。
内申点は成績を点数化したもので、9教科の成績を5段階で評価し、その合計の45点満点の点数を評定として記載します。
高校受験に大きく関わるものとなります。
しかし、高校受験に影響する内申点は、中学3年間分なのか、中学3年生の2学期の分だけなのかは、地域や学校によって違うようです。
高校受験が心配
支援学級に在籍することで次に心配なことは、高校への進学でした。
長男の学校では、支援学級で受けた授業分は授業の出席にカウントされないので、内申点に影響を与えます。
そのため、
- 受験できる高校があるのだろうか
- 進学に不利になるのではないか
- クラスの授業の進度と差が開き入試が受けられるのだろうか
などの心配がありました。
進学について支援学級の先生に話を聞くと、
「今は子どもが少なく定員割れしている高校が多いので、高校に全く入れないことはない」と言っていました。
ただ、長男の中学校の支援学級卒業生は、進学9割・就職1割で、主な進学先は私立高校や定時制高校、通信制高校だと話していました。
特別支援学級に通級していたからと言って高校に行けないわけではないのです。
まとめ
今長男は、中学生という思春期でもあり、友だちと違うクラスで学ぶことに抵抗を感じています。
支援学級で学ぶ予定の時間に、支援学級の担任が長男をクラスに呼びに来るのですが、
「クラスでみんなと授業を受けたい」と言い、中学一年生の2学期頃から、支援学級には行っていないようです。
正直親としては、友だちの関係や、勉強の遅れが心配で入級させたのですが、無理に行かせるのも良くないと思い、本人の意見も尊重しながら担任と話し合って、困った時だけ支援学級に行くという話になりました。
成績は良い方ではありませんが、きちんと授業を受け、提出物も出せているので、今は様子をみています。
小学校とは違う支援学級の利用内容。
中学校入学前までに、高校受験のことも少し視野に入れ考えておいた方が良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。