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我が子が褒められた時
我が子が、人に褒められたことがありますか。
「◯〇くんはしっかり挨拶ができて素敵だね」
「〇〇ちゃんはいつもみんなに優しいよね」
例えばこんなふうに褒めてもらった時、
「いえいえ、そんなことないですよ」
「家ではだらしなくて困ってるです」
「人前だと良い格好するんですよ」
このように、謙遜していませんか。
しかしこれらを目の前で聞いた子どもはどう感じるでしょうか。
謙遜することが多い方には、相手に嫌われたくない・自信がないからと感じていることが多いと言われています。
謙遜することが、子どもにどう影響するのかをお話します。
謙遜はしなくて良い
褒めてくれた人は、子どもをみて素直にそう思ったから言ってくれています。
そんな時に謙遜したらどうでしょうか。
- 人前で否定された子どもは自尊心が低くなる
- 謙遜することは、褒めてくれた相手にも失礼になることがある
実は謙遜は、相手の思いを受け取らない表現方法です。
それなら謙遜するよりも、思いを素直に受け入れる方が、ずっとみんなが幸せな気持ちになるのではないでしょうか。
褒められたら感謝する
他人やお友だちのママに、我が子を褒めてもらったら
- 「ありがとうございます」
- 「嬉しいです」
- 「〇〇さんに言われると嬉しい」
などと返すのがベストです。
もし、親が褒められることに慣れておらず、恥ずかしいと感じるのなら
「え!本当ですか!」と相手に返し、子どもに「褒めてもらえて嬉しいね」と言ってみるのも良いですね。
褒めてもらった後の親の言葉の返し方を、子どもは良く聞いています。
素直にお礼を言ってる親の姿を見れば、子ども自身が褒められた時に感謝で返せるようになっていきます。
私は娘に
「◯〇ちゃん、今日もかわいいね」と言うと、娘は
「えへへ。ありがとう!ママもね!」と返してくれます。
私も娘も嬉しい気持ちになれるんです。
子どもが傍にいるならなおさら
家でどれだけ子どもを認め、褒めていたとしても、第三者の前で否定されると子どもはそちらを信じ傷ついてしまいます。
家でたくさん褒めているから大丈夫、ではないんです。
いくら周りが褒めてくれたとしても、親が否定するとそれがずっと心に残ります。
私の経験
私も子どもの頃、知り合いや近所の人に褒めてもらえた場面がありました。
そんな時、両親は必ず
「いやいや、この子外面が良くて…家では本当何にもしない子なんです」
「バカばっかりしてて、この前もこんなことが…(恥ずかしい失敗談)」
と返していました。
きっと両親は謙遜するために言っていたのだと思います。
しかし、隣にいた私の心は少しずつ傷ついていきました。
そして両親の本音も良く分からなくなっていました。
大人になった私は、謙遜は時に必要な時もあるのかもしれないけれど、子どもが褒められた時には絶対に使わないでおこうと決めました。
謙遜しても、誰の得にもならないからです。
まとめ
褒められた時にそれを素直に受け入れるのは、人前で子どもを自慢したりするということではありません。
相手が感じ言葉にしてくれたことに、感謝しきちんと受け取ることです。
例えば、相手を思いプレゼントしたものが「いえいえ結構ですから」と返されてしまうことは、物であっても、言葉であっても気持ちの良いものではありませんよね。
日本では昔から、謙遜することが美徳とされてきましたが、子育てにおける謙遜は子どもに良い影響を与えないと思いました。
そのため私は、学校の懇談の時、友だちのママの前、近所の方や祖父母の前でも、褒めてもらったら
「え!嬉しいです!ありがとうございます!」
と返しています。
すると、褒め言葉をかけた相手も、私も、かけられた子どもも、嬉しい気持ちになっていると思うのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。