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【障害児子育ての孤独感について】どうしてこんなに辛いの

せいくん

子育て中の心にそっと寄り添うブログ。 発達障害をもっと分かりやすく紹介。 せいくんは小学4年生、特別支援学校に通う三兄弟末っ子。 重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症。(ASD) 発語なし、偏食、感覚過敏。 小さな身体で一生懸命生きています。ちょっとイケメン。 障害児の生活や支援学校、効果のあった療育グッズを紹介。






自閉症児の子育てで、つらくどん底に落ち何度も逃げ出したくなった経験から【障害児子育ての孤独】について考えました。

Contents

障害児子育ての辛さ

健常児を育てていても辛い思いをすることのある子育て。

比べるものではないのかもしれませんが、子どもに障害があるだけで何十倍も何百倍も大変な思いをすると私は感じています。

健常児と障害児を含めた3人の子育てで、そう感じるからです。




人間一人を育てることに、責任や大きな労力がのしかかりますが、

障害があるとさらについてくるのが

  • 癇癪
  • パニック
  • 自傷行為
  • 他害行為
  • 睡眠障害

など、たくさんの困りごとがあります。



辛さの原因

辛さの大きな原因は、孤独だと思っています。



①頼れるところが少ない

子育て中に相談できるところや、一時的に世話をしてるところが非常に少ないです。

また核家族化により、頼れる人が少なくなっていることや、辛くなったその時にすぐにSOSを出せないことがあげられます。


日本では子どもを産んだ瞬間に、「母親なんだからできて当然」と、当たり前を強いられます。

これは専業主婦が大多数であった時代の風潮が、残っていることも関係しています。


子育ては誰もが初めてなのに、産んだからできるというのは違うはず。

親は100点満点であるべきだという考えが根強くあり、それを押し付けられている感覚に陥ることがつらい原因の一つです。




②世間体

日本というこの国では、

子どもが公共の場で大声を出したり、泣き出したりすれば

親のしつけがなっていないからだ


子どもを預けて息抜きをすれば

自分の余暇のために子どもを置いていくなんて非常識だ

といわれることがあります。

私も実際、子どもを預けた時に「息子くん、なんで僕だけ置いて行ったの?って寂しそうな顔していたよ」と預かってくれた人に言われました。


これらのことから多くの親は、世間体を気にして子どもをなかなか預けられない環境にあるのです。



それに比べアメリカでは、親は出産後から積極的にベビーシッターを利用する文化があります。

子どもを預けて夫婦で出かけたり、ショッピングを楽しむことが当たり前なのです。


美徳や自己犠牲では成り立たない

子供が生まれたら親は自分の時間を犠牲にして当然

親としてすべての時間を子どもに費やすべき

という日本の風潮や美徳が、子育てへの孤独や負担に繋がっていると感じます。




自己犠牲で成り立たせようとする子育ては親自身が潰れてしまうということです。




障害児育児なら、なおさらそうなる可能性が高くなります。

  • 近くに同じ悩みの親がいない
  • 障害児は預かってもらえない
  • 人に迷惑をかけてしまう
  • 辛いと言えば「なぜ生んだの?」と言われる
  • 相談機関にすぐに言える親ばかりではない



私もその一人です。

みんな同じように子育てを頑張っているのに、自分だけ弱音を吐くのが情けないと思ってしまい、人に頼ることがいけないことだと思っていました。


自分をもっと大切にしたい

本当は自分のことも大切にしたい。


ですが実際に、託児サービスを利用すると利用料は高額です。

また、相談できる人や機関が少ないのが現状です。




私は世間体を気にしてしまい、すぐに人に相談できる性格でもなかったので、一人で悩み、孤独にさいなまれたことが何度もあります。




もっと心にも余裕があれば、子育てが思い通りにいかなくても、イライラは少なかったのかもしれません。

「親もリフレッシュしてもいい」と言われても、なかなかそれが現実的に難しい世の中になっているのが、親が孤独になっている原因であり、日本は子育てしにくい国だと他国に言われる要因だと思います。




世の親の声が世界に届き、変わった風潮や偏見を変えられたら、子育てはもっとしやすくなるのかもしれません。




子育てが辛い!がもっと大声で言えて、それに多くの人が寄り添えたら

子育ては楽しい!といえる親が増える気がします。


親だって一人の人間ですよね。



今回は、子育て中の親の孤独について紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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