障害児の人生、どうなるのか不安な方へ。
幼児期から成人までの様々な進路を紹介します。
知っておくと、少しでも不安が軽くなるかもしれません。
Contents
障害児の進路はどうなる?
子どもに障害があると診断されると、将来のことが不安になりますよね。
- 幼稚園や保育所に入れる?
- 学校はどこの学校?
- 中学や高校は?
- 仕事に就くことは出来る?
私の息子は自閉症と診断され、なおかつ知的障害も伴っているので、見えない将来に不安になることがありました。
でも、進路について様々な選択肢があるということを知ると、少し不安は軽減されました。
今回は、発達障害と診断された子どもたちが大人になった時、実際にどんな進路を歩んでいるのかを紹介します。
障害児の幼児期から成人まで
発達障害児が幼児~大人になるまでの進路の、主な選択肢を紹介します。
幼児期
- 保育園や幼稚園に通い、加配の先生が付く
- 療育施設に通う(児童発達支援センター・療育園等)
- 療育機関に通う(作業療法・言語訓練等)
また、上記を複数併用する方が多いです。
小中学校
- 通常学級
- 支援学級
- 特別支援学校
障害の度合いや、私生活の行動などを見て、どこに入学させるか親が決めるのが一般的です。
ただ、特別支援学校は親が子の入学を望んでも、地域によっては定員の関係があり、障害の度合いによって教育委員会による入学審査で入学可否が決定する場合があります。
高校
- 公立高校
- 私立高校
- 通信制や定時制高校
- サポート校
- チャレンジスクール
- 特別支援学校・高等部
- 高等特別支援学校
通常の高校では支援学級がありません。
また、特別支援学校の高等部に比べ、高等特別支援学校では、主に就労に向けた教育が行われますが、誰でも入学できるわけではなく、入学試験がある場合が多いようです。
成人後
- 大学や専門学校へ進学
- 一般企業に入社
- 一般企業の障害者枠で入社
- 特例子会社に入社
- グループホームに入所
- 就労移行支援で就職に向けたサポートを受ける
- 生活介護事業所で日中の生活介助と生活活動の向上を目指す
- 作業所で販売の仕事や手芸品の制作を行う(就労継続支援A型・B型)
成人後は様々な進路があり、障害の程度も考慮し、その人の得意を活かした道を選びます。
一般企業の障害者枠では月に10万円以上、作業所では月に数千円~数万円の給与を受け取ります。
知的な遅れが無い方は、一般の大学や専門学校に進学したり、一般企業に就職し健常者と同等の給料をもらっている方もいます。
まとめ
もちろん選択肢は上記で紹介したものだけではありません。
子どもの、その時の発達度合いで決めていくことになります。
障害があるからと何もかも諦めたりするのではなく、様々な選択できる道もあるのだということを知っておくと、未来への道筋に光が差し込むような気がします。
よく言われるのが、
情緒がどれだけ安定しているかで進路が変わってくるということです。
知的障害が軽度でも、精神的に不安定さがあると就労が難しくなることもあり、中度や重度でも、とても落ち着いて安定した生活が送れる方は、進学したり仕事に就く方もいます。
幼児期から、毎日の生活がどれだけ安心して穏やかに過ごせるかも大切にしたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。