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障害児がいる家庭が知っておきたいこと
災害時の避難生活は、今の生活とは環境がガラリと変わってしまいます。
そんな中で、何がいつもと違うのかを親が知っておくことが大切です。
避難所生活で起きること
- お風呂に入れない
- 薬がもらえない
- トイレは和式が基本
- 食べられない物が配られる可能性がある
これらを念頭に置きながら、必要なものを準備すると良いです。
あると便利!用意したいもの
水や食料など、基本的な物以外に、障害児を持つ家庭が用意しておくと安心なものを紹介します。
特別支援学校でも、一人ひとり非常用持ち出し袋を準備し、学校の倉庫に保管してもらっています。
自閉症の息子の、非常用持ち出し袋に入れているものリストです。
非常用品準備リスト
- おむつ
- イヤマフ
- おやつ
- 音の出ないおもちゃ・パズル・本
- 親の連絡先メモと親の顔写真
- 絵カードと常用薬
- ウェットティッシュ
- スマホ充電器
1⃣・2⃣
おむつやイヤマフは、不安になった子どもに避難所で役に立ちます。
トイレが出来る子でもおむつがあると夜間の使用や、精神状態が不安定になった時、お腹の調子が悪い時に着替えの必要が無くなるのでとても便利です。
イヤマフは、大勢の人が集まる中で、雑音をシャットアウトするのに役立ちます。
大人も兼用で使えるものもありますよ。
大人・子供兼用 イヤーマフ
3⃣・4⃣
おやつや音の出ないおもちゃは、子どもの心を安定させるのにも必須です。
息子にはいつも食べているおやつや、避難所で周りの迷惑にならないおもちゃを用意しています。
子どもが好きなビスコやたべっ子どうぶつなどの保存用ビスケット菓子は、賞味期限が5年間となっているので、買い直しが少なくとても便利です。
乾パンが苦手なお子様にも安心ですね。
おすすめの長期保存できるおやつ
たべっ子どうぶつビスケット
江崎グリコ ビスコ 保存缶
5⃣・6⃣
親の連絡先や写真・絵カードは、万が一子どもとはぐれた時や視覚優位な子の安心グッズとして用意しておきたいものです。
話せない息子は、連絡先・親の写真・障害の特徴・対応の仕方・飲んでいる薬と飲み方などを記入したメモや、自治体で配布している「障害者用の防災カード」や「ヘルプカード」などに記入しています。
いつも飲んでいる薬も、何日分か入れておくと安心ですね。
7⃣・8⃣
ウェットティッシュ・スマホのモバイルバッテリーはあると便利です。
手がすぐに洗えないときのウェットティッシュ。
退屈な時の繰り返す動画視聴(YouTube)に備えた充電バッテリーなど。
手回しの充電バッテリーも販売されていますが、一生懸命回しても、わずかしか充電できないものが多いです。
また電池式は電池を用意する必要があるので注意しましょう。
ソーラーパネルで充電できる大容量モバイルバッテリー
今から練習できること
災害が起きてから、準備したものが使えないと意味がありません。
今から少し練習をしておくと安心です。
非常食を食べてみる
加熱調理の必要がなく、手を汚さずに栄養補給できるものが最適ですが、実際に非常食を取り寄せ、子どもたちに食べさせてみることが大切です。
アルファ米、カロリーメイト、ゼリー飲料がおすすめです。
実際に自閉症の偏食がある息子は、やっぱり食べられないものがありました。
しかし、食べ慣れたビスコやゼリー飲料は好んで食べていたので安心です。
また、アルファ米はふりかけを用意しておくと食べられることが分かりました。
事前に試食しておくことが大切ですね。
水やお湯で食べられる白飯
カロリーメイト 3年保存可能
ぷるんと蒟蒻ゼリー 5種セット
避難所では炊き出しや菓子パン、カップラーメン、おにぎりが配られる可能性があります。
栄養面で心配な菓子パンやカップ麺なども練習をしておくと、いざという時に口にできるかもしれません。
災害が起きて不安な時でも、見たことがあるものだと、安心して食べられるかもしれませんね。
まとめ
健常児でも不安になる災害時。
ほんの少しの工夫で、もしもに備えられたら安心ですね。
自閉症の息子の場合は、環境の変化や、偏食による食事の心配が大きいので、大好きなぬいぐるみと好んで食べるおやつを非常用袋に入れています。
今は、とても便利な防災グッズが販売されています。
ご紹介した内容が、災害対策の参考になれば幸いです。
水のいらないシャンプー&ボディソープ
災害で非難を経験した人もおすすめしている防災セット
最後までお読みいただきありがとうございました。